八幡宮のシンボルといえば神使いの鳩。京都男山に鎮座する石清水八幡宮では、鳩をかたどった授与品が多くあります。そのひとつ「鳩みくじ」をご紹介します。
鳩みくじ
向かい合う姿がとても愛らしいですね。つがいの鳩なのでしょうか。
うすいピンク色、つるっとした手触りの陶器製です。右向きと左向きと2種類あり。おみくじの紙は小さく巻かれ、下のくぼみに差し込まれています。
実はわたし、この鳩みくじが置物おみくじデビューでした。
集めよう!という強い目的ではなく「なんとなく鳥がかわいいから」という理由で右向きの鳩を引きました。おみくじの紙がないのは、多分現地で結び付けたからと思われます。
その後、置物みくじ沼にどっぷりとはまり(?)、再びの参拝時に左向きの鳩を引いたという次第。時期があいているからか、微妙に色つや・模様の雰囲気が違う気がします。それもまた良しですね。
石清水八幡宮とは どんな神社?
日本三大八幡宮のひとつとされ、「やわたのはちまんさん」と呼ばれ親しまれている石清水八幡宮。平安時代初めに、宇佐神宮(宇佐八幡)より八幡大神を勧請されはじまりました。
この地は京都の裏鬼門(南西)の方向に位置することから、鬼門(北東)の比叡山延暦寺とともに都を守護する重要な神社とされていました。
八幡造りと呼ばれる朱塗りの社殿は、国宝に指定。あざやかな彩色の彫刻も目をひきます。よく見ると、阿吽の鳩もいますね。
境内ほかにも鳩モチーフが隠れていますので、おまいり後に探してみるのもいいかもしれません。
八幡宮と鳩
そんな八幡宮と鳩の関係ですが、はじまりはよくわからないそうです。
「八幡神を勧請した際、船の帆柱の上に金色の鳩があらわれた」という言い伝えのほか、「つがいの鳩が向き合う姿が八の字に似ているから」と形から入る説もあり。
鳩は寺社ではよくみかける生き物なので、神使いのなかでも親しみやすい感じがします。
おみくじを引くには
「鳩みくじ」は石清水八幡宮の授与所で引くことができます。授与所では鳩モチーフのストラップや手ぬぐいなどの授与品もあり。
また御朱印でも鳩がいただけます。
二羽の鳩が向かい合っていますね!
書き手によって鳩のタイプも違うようで、さらっと鳥っぽいときもあれば、わたしがいただいたもののようにしっかりと書かれるときもあり。この鳩は目が大きいところが特徴的ですね。
こちらは鳩の字の書き手のかたがいらっしゃるときのみ、授与いただける御朱印です。どうぞ無理のない範囲でお願いしてみてください。
ほかにも引きたい 鳩のおみくじ
京都にはほかにも、鳩のおみくじが引ける寺社があります。
中京区にある頂法寺、通称六角堂もそのひとつ。こちらのおみくじは白い色の鳩です。形は1種類のみですが、時期によって羽の色違いもあるそうです。
基本情報
石清水八幡宮
所在地:京都府八幡市八幡高坊30
拝観時間:6:00~18:00(時期により変動)
公式サイト:http://www.iwashimizu.or.jp/