京都男山に鎮座する石清水八幡宮では、鳩をモチーフにした授与品が数多くあります。なかでも、かわいい鳩のおみくじをご紹介します。
(2023-05-11 更新)
鳩みくじ
鳩のおみくじは右向きと左向き、2種類あります。向かい合う姿がとても愛らしいですね。つがいの鳩をイメージしているのでしょうか。
全体的に薄いピンク色で、羽のあたりは金色で飾られています。
素材はつるっとした手触りの陶器製。おみくじの紙は小さく巻かれ、体の下のくぼみに差し込まれています。
2羽そろえて八の字にするのも縁起がいいかも?
実はわたし、この鳩みくじが置物おみくじデビューでした。
集めよう!という強い目的はなく、ただ「鳥がかわいいから」という理由で、右向きの鳩を引きました。おみくじの紙がないのは、現地で結びつけたからだと思います。
その後、置物おみくじの沼にどっぷりとはまってしまい、再び石清水八幡宮を訪れた際に今度は左向きの鳩を引きました。
時期があいているからか、制作の違いからか、微妙に色や模様の雰囲気が違うように感じます。それもまた良し、ですね。
石清水八幡宮とは どんな神社?
石清水八幡宮は平安時代初めに、宇佐神宮より八幡神を勧請したことにはじまります。日本三大八幡宮のひとつとされ、「やわたのはちまんさん」と呼ばれ親しまれています。
この地は京都の裏鬼門(南西)に位置しており、鬼門(北東)の比叡山延暦寺と共に都を守護する重要な役割を果たしていました。
八幡神は弓矢の神、必勝の神として武家からも信仰。源氏の氏神として、全国に広がりました。
本殿は国宝に指定。様式は八幡造と呼ばれ、鮮やかな彩色の彫刻も目をひきます。よく見ると、阿吽の鳩も描かれていますね。
境内には他にも、鳩のモチーフが隠れている場所がありますので、参拝後にぜひ探してみてください。
八幡宮と鳩
八幡宮のシンボルとなっている鳩ですが、その起源ははっきりとわかっていません。
言い伝えによれば、「八幡神を勧請した際、船の帆柱の上に金色の鳩が現れた」という話や、「つがいの鳩が向き合う姿が八の字に似ているから」と、形から入る説もあります。
鳩は日常生活でもよく目にする生き物。親しみを感じる存在なのが、昔から愛される理由かもしれません。
おみくじを引くには
鳩みくじは、石清水八幡宮の授与所で受けられます。初穂料は、ひとつ500円です。
他にも鳩モチーフのものは、ストラップや手ぬぐいなども人気があります。
授与所では、御朱印でも鳩がいただけます。
二羽の鳩が向かい合っていますね!
書き手によって、鳩のタイプも異なります。さらっと鳥っぽいときもあれば、わたしがいただいた御朱印のように、しっかりと形を書かれるときもあり。この鳩は目が大きいところが特徴的ですね。
鳩御朱印は鳩の字を書くかたがいらっしゃる場合に限り、いただけます。無理のない範囲で、「鳩文字で」とお願いしてみてください。
ほかにも引きたい 鳩のおみくじ
京都には他にも、鳩のおみくじが引ける寺社があります。
中京区にある頂法寺、通称「六角堂」もそのひとつ。こちらのおみくじは、白い鳩です。時期によって羽の色違いバージョンも受けられます。
六角堂のおみくじについては、以下の記事も参考にどうぞ。
石清水八幡宮の基本情報
所在地:京都府八幡市八幡高坊30
拝観時間:6:00~18:00、授与所:9:00~16:00
駐車場:あり(有料)
公式サイト:https://iwashimizu.or.jp/
実際に参拝した日(2017-07-30)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。