花鳥参拝帖

見どころと御朱印・置物おみくじ・ときどき仏像

【八坂の塔・法観寺の見どころと御朱印】京都東山のシンボル 五重塔に上る

京都の八坂の塔法観寺

京都東山の五重塔・通称「八坂の塔」の見える風景は、京都を代表する景観のひとつです。不定期の開門ですが、塔の内部まで拝観することができ、御朱印もいただけます。

八坂の塔・法観寺の御朱印

八坂の塔法観寺の五智如来の御朱印

御本尊五智如来の御朱印です。五重塔の印が独特ですね。

法観寺の見どころ

「八坂の塔」は正式には法観寺という臨済宗建仁寺派のお寺。門が閉まっていることが多いですが、お寺のかたがいらっしゃるときは拝観することができます(※要拝観料)

わたしが訪れたのは、ゴールデンウイーク期間。休日や祝日が開門かと思いきや、平日もありとの情報もあり。また荒天時などは閉めてしまうようです。「開いていればラッキー」ぐらいの気持ちでいきましょう。幸運を祈ります!

御朱印をいただくときは、先に受付で帳面を預けます。それでは五重塔からおまいりします。

八坂を代表する建築物 五重塔

八坂の五重塔

法観寺の建立は飛鳥時代。聖徳太子が如意輪観音の夢告により五重の塔を建て、仏舎利を三粒納めたのがはじまりと伝わります。創建には渡来系豪族・八坂氏とのかかわりがあるそうです。

現在の塔は1440年、室町幕府六代将軍足利義教による再建。高さは46m、純和様・本瓦葺の建築で、重要文化財に指定されています。

本尊 五智如来

塔の一層目には御本尊である五智如来が安置されています。五智如来とは、密教の五智(5つの知恵)を五体の如来にあてはめたもの。大日・阿閦・宝生・阿弥陀・不空成就の金剛界五仏のことをいいます。

八坂の塔法観寺の五智如来

背中合わせの五仏をぐるりとまわっておまいりします。塔内、仏像を囲む壁画も色鮮やか。塔を訪れるまでの混雑と打って変わって、静かに五智如来と向き合う濃密な時間…あぁ来てよかった!

放っておくといつまでもぐるぐるしそうになりますが、いいかげん二層目に上がります。階段は狭く、梯子のように急な角度。落ちたりしないよう、くれぐれもご注意ください。(わたしは下げていたカメラをぶつけてしまい、冷や汗をかきました…)

二層目では、窓越しに八坂の街を見下ろすことができます。おぉ、人でいっぱい!

八坂の塔法観寺からの景色

内部、拝観ができるのはこの層までです。

せっかくなので、塔を支える心柱も見学します。礎石から塔最上部の相輪までは、一本の柱で貫いているとのこと。中心の礎石は創建時のものがそのまま使われています。

当初は須弥壇も仏像もなく、この礎石の舎利孔に舎利器を納めることにより、仏塔に魂が宿ると考えられていたそうです。塔そのものが神聖な対象だったのですね。

太子堂と薬師堂

八坂の塔法観寺の太子堂

境内には太子堂・薬師堂があり、京都市の有形文化財に指定されています。太子堂には聖徳太子三才像と十六才像、薬師堂には本尊薬師如来、日光・月光菩薩、十二神将のほか夢見地蔵尊を安置します。

また木曾義仲の塚と伝わる石塔もあり。あわせておまいりしました。

境内は外のにぎわいとうって変わり、拝観者は少ない印象です。わたしが訪れたときは、カップルや外国人観光客がのんびりと写真を撮りあっていました。

八坂の塔法観寺の境内

八坂の塔は坂の下からの写真を多く見ますが、さまざまな名所からもよく見えます。これはそのあと参拝した高台寺からの写真。

高台寺より見える八坂の塔

ほかにも見晴らしの良い場所に行かれたときは、美しい五重塔が見えるかもしれません。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

高台寺

八坂の塔の北側、ねねの道と呼ばれる小道を進むとすぐ高台寺があります。豊臣秀吉公の夫人・北政所ゆかりのお寺で見どころ多く、御朱印も複数いただけます。

参考・このときの参拝ルート

六波羅蜜寺西福寺六道珍皇寺八坂庚申堂→八坂の塔→高台寺得淨明院

基本情報

霊応山 法観寺(八坂の塔)

所在地:京都府京都市東山区清水八坂上町388
拝観時間:10:00〜15:00
公式サイト:なし