花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

【法螺貝みくじ】厄難を吹きはらう法具|京都 聖護院門跡のおみくじ

聖なる音で厄をはらい、福を呼び込む法螺貝。修験者・山伏の持ちものとしておなじみですね。京都にある修験道のお寺・聖護院門跡では、法螺貝のおみくじが引けます。

法螺貝みくじ

京都の聖護院門跡の法螺貝おみくじ

おみくじの法螺貝は、手のひらに乗るサイズ。全体はクリーム色をしており、茶色で巻貝の模様が入ります。味わいのある手書き模様がいいですね。

聖護院門跡の法螺貝のおみくじ部分

おみくじの紙は小さく巻かれ、ちょうど法螺貝の吹き口部分にさしこまれています。

聖護院門跡の法螺貝おみくじの裏側

裏側もちゃんと表現されているのが、このおみくじの好きなところです。

素材は素焼きの陶器製。念のために書いておきますが、吹いても音は鳴りません(当たり前!)

聖護院門跡とは どんなお寺?

京都の聖護院門跡の門

聖護院門跡は本山修験宗の総本山。開基は園城寺(三井寺)の僧であった増誉、御本尊は不動明王です。

寛治四年(1090)に白河上皇が熊野三山を参詣した際、修験僧として有名であった増誉が案内役をつとめました。その功績によって、天皇を守護するという意味の「聖体護持」から2文字を取って、聖護院と名付けられました。

門跡とは皇族・公家が住職を務めるお寺のこと。聖護院は後白河天皇の皇子・静恵法親王が入寺されてより、門跡寺院となりました。その後明治維新まで、皇族や摂関家より代々住職を迎えられました。

「聖護院」と聞くと和菓子の八ツ橋、京野菜の聖護院大根などが思い浮かびますが、呼び名はこの寺名に由来します。

お寺のすぐ近くには聖護院八ツ橋総本店がありますので、参拝のおみやげにおすすめです。

聖護院八ッ橋総本店 公式サイト

修験道と山伏

「修験道」とは日本古来より山の神を信仰してきた山岳信仰と、仏教などのさまざまな信仰を習合して発展した日本独自の宗教です。

飛鳥時代に役小角(役行者)によってはじまったといわれ、聖護院では平安期の第5代天台座主・智證大師圓珍を中興の祖とされます。

山岳で修行をする修験者のことを「山に伏して修行する者」、山伏と呼ぶそうですよ。

山伏のイラスト

おみくじのモチーフにもなっている法螺貝は、山伏を象徴する法具としておなじみ。お釈迦様の説法を知らせるものとして使われました。

「法螺」とは螺(巻貝)を吹き鳴らす音のように、仏法が世に広がっていくさまをあらわすもの。その音はあらゆる災難を取り除き、福を呼び込むといいます。

おみくじを引いた後の置物を、厄除けの縁起物としてもよいですね。

聖護院門跡の御朱印

御朱印にも大きく法螺貝が。お寺を象徴する重要なものであることがうかがえます。

おみくじを引くには

「法螺貝みくじ」は、参拝・御朱印の受付場所でいただきました。ひとつ500円のお納めです。

実は当初おまいりを予定しておらず、たまたま前を通りかかり「聖護院って参拝できるのかな…」と情報なしで飛び込んだところでした。偶然おみくじをみつけてびっくりです。(たぶん変な声出ていたと思う…。笑)

参拝は無料。そのときは2階の仏間のみだったのですが、通常はお庭を通って本堂におまいりできるようです。

聖護院では毎年秋に有料拝観期間があり、狩野派の障壁画や仏像などの寺宝を特別公開されています。くわしくは公式サイトをごらんください。

ほかにも引きたい 近くのかわいいおみくじ

東天王・岡崎神社のうさぎのおみくじ

聖護院門跡の東にある東天王岡崎神社では、うさぎのおみくじが引けます。

こちらでは、うさぎは縁結びや子授け・安産の神使いとして信仰されます。ピンクのうさぎも白うさぎも、どちらもかわいいですね。

www.hanatori-sanpai.com

基本情報

聖護院門跡

所在地:京都府京都市左京区聖護院中町15
拝観時間:9:30〜16:30(9月〜3月)、~17:00(4月〜8月)
公式サイト:https://www.shogoin.or.jp/