花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

【法螺みくじ】厄難を吹きはらう法具|京都 聖護院門跡のおみくじ

聖なる音で厄をはらい、福を呼び込む法螺貝。山伏の持ちものとしておなじみですね。修験道のお寺・聖護院門跡では、法螺貝のおみくじが引けます。

(2022-3-27 更新)

法螺みくじ

京都の聖護院門跡の法螺貝おみくじ

おみくじの法螺貝は、手のひらに乗るサイズ。全体はクリーム色で、巻貝の模様が茶色で描かれます。

味わいのある手書き模様がいいですね。

聖護院門跡の法螺貝のおみくじ部分

おみくじの紙は小さく巻かれ、法螺貝の吹き口部分にさしこまれています。

聖護院門跡の法螺貝おみくじの裏側

裏側もちゃんと表現されているのが、このおみくじの好きなところです。

素材は素焼きの陶器製。念のために書いておきますが、吹いても音は鳴りません(当たり前!)

聖護院門跡とは どんなお寺?

京都の聖護院門跡

聖護院門跡は本山修験宗の総本山。開基は園城寺(三井寺)の僧であった増誉、御本尊は不動明王です。

寛治四年(1090)に白河上皇が熊野三山を参詣した際、修験僧として有名であった増誉が案内役となりました。その功績によって、天皇を守護するという意味の「聖体護持」から2文字を取って、聖護院と名付けられました。

門跡とは皇族・公家が住職を務めるお寺のこと。聖護院は後白河天皇の皇子・静恵法親王が入寺されてより門跡寺院に。その後明治維新まで、皇族や摂関家より代々住職を迎えられました。

「聖護院」と聞くと和菓子の八ツ橋、京野菜の聖護院大根などが思い浮かびますが、呼び名はこの寺名に由来します。

お寺のすぐ近くには聖護院八ツ橋総本店がありますので、参拝のおみやげにおすすめです。

聖護院八ッ橋総本店 公式サイト

修験道と山伏

「修験道」とは古来より山の神を信仰してきた山岳信仰と、仏教などのさまざまな信仰を習合して発展した、日本独自の宗教です。

飛鳥時代に役小角(役行者)によってはじまったといわれ、聖護院では平安期の第5代天台座主・智證大師圓珍を中興の祖とされます。

山伏のイラスト

山岳で修行をする修験者のことを「山に伏して修行する者」、山伏と呼びます。

おみくじのモチーフとなっている法螺貝は、山伏が持つ法具として知られます。もとはお釈迦様の説法を知らせるものとして使われたそう。

「法螺」とは螺(巻貝)を吹き鳴らす音のように、仏法が世に広がっていくさまをあらわします。その音はあらゆる災難を取り除き、福を呼び込むといいます。

おみくじを引いた後の置物は、縁起物としてもよいですね。

おみくじを引くには

聖護院門跡の境内

お寺の参拝は無料。通常は門を入って右のお庭を通り、本堂におまいりします。

本堂の手前に御朱印が受けられる納経所があり、おみくじも引くことができます。法螺みくじは、ひとつ500円のお納めです。

実は当初おまいりを予定しておらず、たまたま前を通りかかり「聖護院って参拝できるのかな…」と情報なしで飛び込んだところでした。

そのときは本堂はおまいりできずに寺務所2階の仏間に案内されたのですが、受付で偶然おみくじをみつけてびっくり。(たぶん変な声出ていたと思う…。笑)

聖護院の拝観入り口

お寺は毎年秋に有料拝観期間があり、仏像や狩野派の障壁画などの寺宝が公開されます。

くわしくは公式サイトをごらんください。

聖護院門跡の山伏人形

特別公開時は、モデルのようなイケメン山伏さんがお迎えしてくださいますヨ。

ほかにも引きたい 近くのかわいいおみくじ

東天王・岡崎神社のうさぎのおみくじ

聖護院門跡の東にある東天王岡崎神社では、うさぎのおみくじが引けます。

うさぎは縁結びや子授け・安産の神使いとして信仰されます。ピンクのうさぎも白うさぎも、どちらもかわいいですね。

www.hanatori-sanpai.com

基本情報

聖護院門跡

所在地:京都府京都市左京区聖護院中町15
拝観時間:9:30〜16:30(9月〜3月)、~17:00(4月〜8月)
公式サイト:https://www.shogoin.or.jp/