大阪・茨木の地に鎮座する磯良(いそら)神社。疣水(いぼみず)神社とも呼ばれ、その御神水は疣はもちろん、あらゆる病に効くといわれています。
疣水磯良神社の御朱印
本殿にむかって右側に社務所があり、呼び鈴を押していただきました。
疣水磯良神社の見どころ
「茨木におもしろい呼び名の神社があったよ」と、友人に教えられた神社。わたしは最初「いぼみず」と読めませんでした。
なんでも境内で汲める御神水は「疣水」と呼ばれ、近隣から受けに来られる方がたえないとか。機会があれば参拝したいと思っていました。
最寄りの駅はJR総持寺駅で、歩いて10分弱の距離。神社の鳥居すぐ前には、バスの停留所もありました。町なかの大きな道路沿いで駐車場もあり、おまいりしやすい場所です。
磯良神社と新屋坐天照御魂神社
駐車場前にある、大きな鳥居をくぐります。本殿は左側になりますが、なんとなく本殿正面につながる細い道から入りなおして参拝。こちら鳥居は小さいですが、社号標もありますね。
鳥居磯良神社の主祭神は磯良大神。もともと磯良神社は新屋坐天照御魂神社の境内社でしたが独立。新屋坐天照御魂神社は旧社地の西北に遷座されました。
新屋坐天照御魂神社は歩いて数分の場所にありますので、あわせて参拝。
延喜式神名帳に記載された式内社であり、同名の神社が茨木市内にこちらとあわせて3社あります。
通常、神職のいらっしゃらない神社のようで、このときは参拝者もなく、ややひっそりとした雰囲気。長い歴史のなかで、境内社であった磯良神社のほうが有名になったようです。
諸病平癒の疣水
磯良神社が名をあげた理由はやはり、疣水の御霊験でしょう。境内「玉の井」と呼ばれた霊泉の水が疣取りに効くと伝わり、現在も諸病平癒を祈願するかたの崇敬を集めます。
その疣水、いまはこんなかたちで受けられるようです。ポンプで汲み上げているのですね。
が、なんとこの日は設備点検修理のため、汲めないとの告知が…。ナ、ナンダッテー! 疣水神社で疣水が受けられないってどういうことだ…おのれのタイミングの悪さにがっくりです。
ちなみにわたしが境内で写真を撮ったり、御朱印を受けたりしている短いあいだにも、御神水をいただきに来られる人が次々と。(そしてみなさん「え、きょうは受けられないの?」とがっくりお帰りに)うんうん、そうなりますよねぇ…。
神様が「また来なさいよ」とおっしゃってると、ポジティブに受けとめたいと思います。
あわせて行きたい 近くの寺社めぐり
疣水磯良神社より南へ行くと、西国三十三所・第二十二番札所の総持寺があります。寺の創建には亀の恩返しの話が伝わり、亀の背に乗る千手観音が御本尊です。
御朱印も受けられますので、あわせて参拝されてはいかがでしょうか。
基本情報
疣水磯良神社
所在地:大阪府茨木市三島丘1-4-29
拝観時間:不明
公式サイト:なし