花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

【いぬみくじ】幸運を呼ぶ犬の王|愛知 伊奴神社のおみくじ

名古屋市にある伊奴(いぬ)神社は厄除・安産などのご利益があります。境内には安産祈願の犬の石像が。そっくりの犬おみくじも引けますよ。

いぬみくじ

愛知の伊奴神社のいぬみくじ

おみくじの犬は白犬。ピンと立った耳、丸い目、首には紅白の注連縄がかけられています。

行儀のよい、おすわりポーズが愛らしいですね。

伊奴神社のいぬみくじ横から

顔はすらっとスリムですが、身体はまるっこい形状。

右側には神社名が入っています。

伊奴神社のいぬみくじ後ろから

後ろ側は注連縄の結びもちゃんと。目立ちませんが、尻尾もあります。

素材はつやのある陶器製。おみくじの紙は、下側の穴から取り出せるようになっています。

伊奴神社とは どんな神社?

伊奴神社の社殿

伊奴神社の創建は天武天皇の時代。この地で収穫された稲を皇室に献上した際、社殿が造られたと伝えられます。

延喜式神名帳には「尾張国山田郡伊奴神社」と記される式内社です。

まつられるのは素盞嗚尊(すさのおのみこと)、その御子である大年神(おおとしのかみ)、大年神の御妃である伊奴姫神(いぬひめのかみ)。

素盞嗚尊は厄除家内安全、大年神は五穀豊穣事業繁栄、伊奴姫神には安産子授けなどのご利益があります。社名は伊奴姫神に由来することから、安産祈願の神様として妊婦のかたも多くおまいりされます。

神社名の読み「いぬ」にちなんで、戌年生まれのかた、ペット犬の祈願をされるかたも。

また2018年戌年の初詣は、たいへんなにぎわいであったようです。かくいうわたしも、せっかく行くのならと戌年に参拝。縁起を担いでまいりました。

犬の王の伝説

社殿の前には犬の王と呼ばれる石像があります。

伊奴神社の犬の王の石像

立派な注連縄を巻いたその姿、いぬみくじとそっくりです! おみくじはこの像にあわせて作られたものなのですね。

その昔、この地は稲作がさかんでしたが庄内川がよく氾濫し、村人は困り果てていました。訪れた山伏にその話をしたところ、泊めてもらったお礼にと御幣を立ててお祈りをしてくれました。

すると、その年は洪水がありませんでした。不思議に思った村人は、開けてはいけないといわれた御幣を開いて見てしまいます。そこには一匹の犬の絵と「犬の王」という文字が

次の年はまた洪水になり、村人はふたたび来た山伏に御幣を見てしまったことをお詫びしました。山伏は「御幣を埋め、社を建て祀れ」と言い、立ち去ったと伝わります。

この伝説が、災難除けの神としてまつられ、神社がつくられたはじまりといいます。

犬のお産は軽いことにあやかり、安産祈願のかたは犬像のお腹と自分のお腹をなでておまいりされるとよいとか。

像の足元には、おみくじを引いたあとの置物もたくさん奉納されています。犬の王はいまもあつく信仰され、まつられているのですね。

おみくじを引くには

伊奴神社の境内

おみくじは授与所で引くことができます。初穂料は300円です。

授与所ではそのほか、犬の王の印の入った御朱印・お守りなど受けられます。愛犬用のお守り「いぬ健康幸福御守」、首輪やリードにも付けられる「いぬ『絆』御守」もあり。

犬を飼われているかたはいっしょにおまいりに行きたいところですが、ペット連れの参拝は禁止となっています。ご注意くださいませ。

基本情報

伊奴神社

所在地:愛知県名古屋市西区稲生町2-12
拝観時間(祈祷受付時間):10:00~15:30(土日祝9:30~16:00)
公式サイト:https://inu-jinjya.or.jp/