花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころや御朱印・おみくじの紹介

上宮天満宮【見どころと御朱印】竹と花の天満宮・ペットをまもる動物神社も

高槻の上宮天満宮

太宰府天満宮に次いで「2番目に古い天満宮」と称される上宮(じょうぐう)天満宮。ペットなどの小動物をまつる動物神社も参拝しました。

上宮天満宮でいただける御朱印

通常の御朱印

大阪の上宮天満宮の通常の御朱印

帳面に直書きしていただきました。

書置きの御朱印

大阪の上宮天満宮の書置きの御朱印

御朱印など授与品は、拝殿むかって右手にある頒布所「天神」にていただけます。

上宮天満宮とは どんな神社?

上宮天満宮の石鳥居

JR高槻市駅よりまっすぐ北へ歩いていくと、大きな石鳥居がみえてきます。上宮(じょうぐう)天満宮の一の鳥居です。

あたりは「天神の馬場」と呼ばれ、天正十年(1582)の山崎合戦では羽柴秀吉が本陣をおいたところといいます。

上宮天満宮の入り口

さらに進むと、境内の入り口。遥拝所があり、石段のあとには長い坂道がつづきます。

運動不足の身には、なかなかこたえる参道です。

上宮天満宮の参道

咲き始めた梅の花に励まされながら進むと、三柱の山門が。車のかたはこの左側の坂道をあがって駐車場に行けるので、楽ちんです。

古墳と天神さん

神社のある天神山は日神山(ひるがみやま)とも呼ばれ、南北に4つの古墳が築かれています。境内には宿禰塚古墳昼神車塚古墳の、ふたつの古墳があります。

宿禰塚古墳のうえに鎮座するのが、野見宿禰をまつる野見神社

現在は上宮天満宮の摂社となっていますが、延喜式神名帳に記載された古社と推定されています。

以前、違う季節に行ったときには、あじさいの花がきれいでした。

上宮天満宮の摂社の野見神社

上宮天満宮は菅原道真公をまつる社として、太宰府天満宮の次に古いものといわれます。

はじまりは道真公がなくなって90年ほど後の正暦四年(993)、天皇の使いが大宰府におもむいた帰り、急に牛車が動かなくなりました。

その場所が菅原氏の祖先である野見宿禰ゆかりの地であったことから、道真公をまつることとなったと伝わります。

竹と花の天満宮

上宮天満宮の拝殿

正面にみえる拝殿は、初代高槻藩主・永井直清によってつくられたもの。くぐりぬけて、本殿に参拝します。

上宮天満宮の本殿

本殿は近年再建されたもので、柱や屋根・壁のほとんどを竹でつくられています。

上宮天満宮の竹で作られた本殿

境内には広大な竹林があり、その整備と活用をかねて建てられました。

狛犬は高槻市最古のもので、上宮型狛犬というのだそう。

上宮天満宮のなで牛

天満宮おなじみの撫で牛も、忘れずになでなでと。

上宮天満宮の梅園

境内東側には皇大神社・春日社・厳島神社。梅林や花壇にかこまれ、咲き始めの梅がいい香りです。

ペットをまもる守護天神

上宮天満宮の動物神社

裏にまわると四社殿(日吉社・金比羅社・稲荷社・荒神社)、守護天神と呼ばれる動物神社がならびます。

動物神社はペットなどの小動物を守り、まつる社としてつくられました。

上宮天満宮の猫の像

以前は境内に多く野良猫をみかけましたが、現在は御事情あって一匹だけとなったそうです。

運よく、参拝帰りに出会うことができました!

上宮天満宮の猫

もしかしたら「また来なさいよ」と、言ってくれたのかもしれませんね。

あわせて行きたい 近くの史跡・寺社めぐり

上宮天満宮を出て左側に行くと、昼神車塚古墳があります。

昼神車塚古墳

「昼神」は日神山の「ひるがみ」、「車塚」は前方後円墳のこと。

なかには入れませんが、埴輪がならんでいるのが見えました。

大阪高槻の日吉神社

古墳をぬけて北東へ行くと、古曽部地区の地主神をまつる日吉神社が。

神職のかたは常駐されていませんが、御朱印の案内掲示があり。後日郵送でいただきました。

またJR高槻駅・阪急高槻市駅を越して南へ、かつて高槻城のあった場所に鎮座するのが野見神社

野見神社

境内には高槻藩主・永井直清をまつる永井神社も。週替わりの花手水も人気です。

くわしくは、以下の記事もごらんください。

www.hanatori-sanpai.com

参考・このときの参拝ルート

野見神社→上宮天満宮→日吉神社

基本情報

上宮天満宮

所在地:大阪府高槻市天神町1-15-5
拝観時間:不明(授与品頒布所は10:00~16:00)
公式サイト:http://jogu.jp/