花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

【高野山】塔頭寺院・宿坊の御朱印めぐり

高野山内には多くの寺院がありますが、おまいりして御朱印をいただけるのかどうか、わかりづらいところも。

実際にいただいた御朱印とあわせて、お寺を紹介していきます。

高野山の山内寺院

高野山福智院の建物

現在高野山には100を超す数の寺院があるそうです。その約半数が宿坊寺院とのこと。

それぞれに御本尊がまつられるということは、おまいりして御朱印も受けられるということですよね?

とはいえ、ほとんどが観光目的ではないお寺。情報が少なく、ちょっと一見さんには入りづらい…なんて思っている、わたしみたいなひとに届け!という記事です。笑

初心者目線で少しずつおまいり、更新していきますのでよろしくお願いします。

なお奥之院や壇上伽藍など、金剛峯寺管轄の見どころ・御朱印については、以下の記事を参考にめぐってみてください。

www.hanatori-sanpai.com

苅萱堂(密厳院)

高野山苅萱堂

奥之院と金剛峯寺の中間あたりの場所に位置します。バス停「苅萱堂前」目の前にあるので、通りすがりによく目にするお堂です。

こちらは参拝者も多く、入り口も開けられているので比較的入りやすい。

御本尊は地蔵菩薩。この苅萱堂には苅萱道心(等阿法師)と石童丸、父子の悲しい物語が伝わります

堂内は物語の場面を描いた絵額がかけられ、めぐっていくと話の筋がわかるようになっています。その数なんと30枚! 微妙に立体的なところが味があってよいです。

撮影は禁止なので、写真で紹介できないのが残念。どうぞ実際におまいりして、絵額をたどってみてくださいね。

参拝をすませ、御朱印は…と堂内のかたに聞いてみると、お堂を出て隣の門をくぐったところでいただけるとのこと。

高野山の苅萱堂と密厳院の門

苅萱堂むかって右側、こちらは密厳院の門です。

密厳院は新義真言宗の開祖・覚鑁(かくばん)上人(興教大師)の住房であったというお寺。密厳上人とも称したので、この名がつきました。苅萱堂は密厳院の別院なんですね。

門より入ると、つきあたりに建物が。

高野山密厳院

この建物のさらに右側のほうに、インターフォンのある出入口があります。

出てこられたお寺のかたに御朱印をお願いすると、密厳院と苅萱堂の2種類あるとのこと。せっかくなので両方いただきました。

高野山苅萱堂と密厳院の御朱印

密厳院の御本尊は大日如来。残念ながら、参拝はできないそうです。

宿坊をされているので、朝のお勤めのときなどでお目にかかれるかもしれませんね。

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熊谷寺

高野山熊谷寺

開基は弘法大師の孫弟子にあたる真隆阿闍梨。鎌倉時代の武将・熊谷直実が法然上人(圓光大師)の弟子となり、名を蓮生とあらためて住んだお寺といいます。

こちらに参拝しようとしたきっかけは、バス通りを歩いていると駐車場の奥にお堂が見えたからです。あそこのお堂はなんだろう? と、うかがった次第。

高野山熊谷寺円光堂

お堂の名は円光堂。法然上人二十五霊場の番外札所です。御本尊は法然上人。あわせて不動明王などの仏像もまつられます。

重そうな兜も置かれていたのですが、これは頭痛除の兜とのこと。絵馬にも兜が描かれます(一休さんの由来は…よくわからない…)

熊谷寺円光堂の絵馬

お堂の右側には授与所のような窓口もありましたが、ひとはいらっしゃらず。

円光堂だけで帰ろうかとも思ったのですが、「本堂はこちら」とのかわいらしいイラストがあったので、おまいりすることに。

熊谷寺の案内

初心者にはゆるい案内が心強い…(しかしこのイラストのモデルはどなた?)

本堂は堂外よりの参拝。御本尊は阿弥陀如来です。

熊谷寺の本堂

障子は開いていましたが、ガラス越しなのでなかはよくわからず。

本堂前の建物に御朱印処の案内があり、声をかけたところ「おまいりを済ませられたのでしたら、座ってお待ちください」とのことで、縁側で待つことに。先に御朱印お願いしてから、おまいりしたほうがよかったかもしれませんね。

熊谷寺の姿見の井戸

待っているあいだに見つけた「姿見の井戸」。

この井戸に映るお姿を写して造られた木像が、円光堂にまつられる像と伝わります。

高野山熊谷寺の御朱印

熊谷寺の御朱印も2種類。お寺の御本尊と円光堂のものと、両方いただきました。

余談ですが、高野山には「高野山七福神」があり、熊谷寺は恵比須と布袋尊をまつるお寺。こちらの御朱印は専用の色紙でのみ、いただけるそうです。

高野山熊谷寺 公式サイト

恵光院

高野山恵光院

熊谷寺のお隣にあります。こちらも道沿いにまず別院が目に入り、先におまいりしました。

高野山恵光院の毘沙門堂

お堂は金剛院毘沙門天。まつられる毘沙門天像は弘法大師御自作と伝えられます。

脇には不動明王と愛染明王。不動明王は大師が唐に渡られるときに航海の安全を守ったといわれ、「舵取り不動」の名で呼ばれます。

毘沙門天は商売繁盛、舵取り不動は交通安全のご利益があるそうですよ。

では恵光院の門をくぐって御朱印をいただきに…と、門の彫刻細やかですね!

高野山恵光院の門の彫刻

恵光院は弘法大師が五重の宝塔を建て、大教王経を講じたのがはじまりと伝わります。人々のご廻向(先祖の御供養)をおこなっていたことから「廻向院」と呼ばれていましたが、のちに現在の寺名にあらためられました。

島津家と檀那関係にあり、また明智光秀の菩提寺でもあるお寺とのこと。2020年に大河ドラマ「麒麟が来る」主人公に決定した記念として、家紋の水色桔梗が入った限定の書置き御朱印の案内もありました。

インターフォンを押し、受付してくださったかたに御朱印帳をお預けすると、待っているあいだに本堂・毘沙門堂におまいりくださいとのこと。毘沙門堂は先におまいりしたので、本堂の場所を教えていただきました。

本堂はお寺の駐車場の後方、石段を上がった高台にあります。

高野山恵光院の本堂

これお堂にあがっていいのかなぁ…土足禁止との案内のみなのでいいんですよねぇ?…と、おそるおそる障子を開けます。

御本尊は阿弥陀如来。あわせて弘法大師、不動明王をまつります。まわりにはたくさんの御位牌、ろうそくの火に照らされ静かに並びます。

かつては廻向院と呼ばれたお寺はいまも宗派を問わず、菩提を弔われているのですね。

高野山恵光院の御朱印

御朱印はお寺のものと毘沙門堂、2種類受けられました。また「高野山七福神」めぐりのかたは、毘沙門天の御朱印も専用色紙にいただけます。

高野山恵光院 公式サイト

帰ってきてから気が付きましたが、Twitterのフォロワーさんでした。ご縁がありました~!

福智院

先に紹介したお寺のある場所より少し離れ、北西に行きます。

高野山福智院

福智院の開基は覚印阿闍梨。御本尊は愛染明王です。

こちらはお昼の精進料理をいただきにまいりました。

宿坊寺院でのランチははじめての体験。個室のお座敷に、お膳のスタイルでした。どのお料理もとてもおいしかったです。

高野山福智院の精進料理

部屋から見えるお庭も美しく、風情があります。

高野山福智院の庭

ロビーには仏像をはじめ、寺宝を展示。美術館のような雰囲気にびっくりです。

高野山福智院の御朱印

福智院でいただいた御朱印です。残念ながら御本尊に参拝できるのは、朝のお勤め時のみの模様。

宿坊を利用しなくても御朱印はいただけるようですが、建物に上がったり、お庭を撮影することはできません。興味を持たれたかたはぜひ精進料理をいただいたり、宿坊に泊まってみてくださいね。

高野山福智院 公式サイト

お昼や宿坊の予約は上記公式サイトのほか、楽天トラベルでもできます。

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参拝マップ

次に高野山へ行くときは、金剛三昧院多宝塔などに行く予定。また参拝したら、こちらに追記していきますね!