花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころや御朱印・おみくじの紹介

【神猿みくじ】魔除けの神猿さん|滋賀 日吉大社のおみくじ

比叡山のふもとにある日吉大社は、神様の使いの猿・マサルさんがいる神社です。おみくじには魔除けや金運上昇のご利益あり!?

(2023-05-10 更新)

神猿みくじ

日吉大社の神猿みくじ

丸々とした姿が愛らしいおみくじです。手足を前にしていて、よく見ると少し左足が浮いていますね。

シンプルな目・鼻・口で表現されていますが、微妙に表情に違いがあります。

顔が上を向いているため、おみくじを選ぶときに目が合うのがポイント高い。

神猿のおみくじ色違い

サルの右側には、神社の名前が入っています。

干支の申みくじとしても見かける、陶器製の置物タイプ。おみくじの紙は赤い紐を引っ張って、下の穴から取り出します。

色は明るい茶色、金色の2種類。銀色のおみくじは申年限定なので、残念ながら現在は入手できません。

おみくじは魔除けや厄除けになり、金色は金運上昇のご利益もあるといわれます。

初穂料は茶色が300円、金色・銀色が500円でした。

2022年8月より、おみくじのデザインが変わりましたのでご注意ください!

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日吉大社とは どんな神社?

日吉大社は全国に約3800社ある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本社です。

この地は古くから日枝山(比叡山)の神である大山咋神(おおやまくいのかみ)がまつられていました。

天智天皇が都を大津に遷した翌年(668年)、奈良の大神神社より大己貴神(おおなむちのかみ)を勧請。大己貴神は西本宮に、大山咋神は東本宮にまつられました。

日吉大社は5つの摂社とあわせて、7柱の神様が鎮座。「山王七社」とも呼ばれます。

滋賀の日吉大社

京都・平安京遷都の際には神社が鬼門の位置にあることから、魔除け・災難除けの社として崇敬。

比叡山延暦寺とのつながりも深く、天台宗の護法神としても信仰されました。

日吉大社の社名はもともと「ひえ」と読まれていたそうですが、現在は「吉」の字を当てて「ひよし」と呼ばれています。

日吉大社と神猿さん

日吉大社の西楼門

サルは山にすむ生き物として知られています。古くから比叡山でも多くのサルが生息、やがて山の神の使い「神猿」としてまつるようになったいわれます。

神猿は「まさる」と読み、「魔が去る」「勝る」ことから、縁起の良い動物とされます。

日吉大社では猿岩などの見どころもあります。また、神猿舎ではリアル神猿さんが飼育されています。

写真の西本宮の楼門にも、サルが隠れていますよ。現地に訪れた際には、ぜひ探してみてくださいね。

おみくじを引くには

日吉大社では入苑協賛料として、拝観料が必要です。大人(中学生以上)300円、小人は150円、小学生未満は無料です。

「神猿みくじ」は西本宮・東本宮どちらの授与所でも引くことができます。

おみくじのほかにも、神猿さんゆかりのお守りや土鈴などの授与品が多くあります。参拝の記念にあわせてどうぞ。

また神猿さんの印の入った御朱印も受けられますが、山王七社などすべての種類は西本宮授与所で受けられます。東本宮授与所では東本宮の御朱印のみですので、訪れる際にはご注意ください。

ほかにも引きたい サルのおみくじ

京都市東山区にある新日吉(いまひえ)神宮は、後白河上皇が御所とした法住寺内に日吉山王七社を勧請したことにはじまる神社です。

こちらでも、サルのおみくじがあります。

京都の新日吉神宮のおみくじ

新日吉神宮のおみくじは張り子製。神社オリジナルのものかは不明ですが、サルのおみくじはあまり見かけないので授与いただきました。

大きな耳が、よりお猿さんらしく、かわいらしいですね。

境内では阿吽の狛猿なども見られますので、機会があればぜひご参拝ください。

新日吉神宮 公式サイト

日吉大社の基本情報

所在地:滋賀県大津市坂本5-1-1
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:300円
駐車場:あり
公式サイト:http://hiyoshitaisha.jp/

実際に参拝した日(2016-12-11)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。