比叡山のふもとにある日吉大社。神様の使い・マサルさんのいる神社のおみくじは、魔除けと金運上昇のご利益あり!?
(2022-12-26 更新)
神猿みくじ
丸々とした姿が愛らしいおみくじです。手足は前に、よく見ると少し左足が浮いていますね。
シンプルな目・鼻・口ですが、意外と表情に違いが。
顔が上を向いているので、おみくじを選ぶときに目が合うところもポイント高いです。
サルの右側には、神社の名前が入れられています。
干支の申おみくじとして見かけることもある、スタンダードな陶器製の置物タイプ。おみくじの紙は赤い紐を引っ張って、下の穴から取り出します。
色は左から、明るい茶・金・銀。魔除け・厄除けにもなる授与品ですが、金色は金運上昇のご利益もありとのこと。
銀色は申年限定のおみくじなので、現在はいただけません。
初穂料は茶色が300円、金色・銀色が500円でした。
2022年8月より、おみくじのデザインが変わりました!
日吉大社とは どんな神社?
全国に約3800社ある、日吉神社・日枝神社・山王神社の総本社。
京都・平安京遷都の際には、日吉大社が鬼門にあたる位置にあることから、魔除け・災難除けの社とされました。
また比叡山延暦寺とのつながりが深く、天台宗の護法神として崇敬されます。
古くからこの地は日枝山(比叡山)の神・大山咋神(おおやまくいのかみ)をまつられていました。
「日枝」は「ひえ」と読み、日吉大社の社名も以前は「ひえ」の読み方だったそうですが、現在は「吉」の字をあてて「ひよし」と称されています。
天智天皇が都を大津に遷された翌年(668年)、奈良の三輪山・大神神社より大己貴神(おおなむちのかみ)を勧請。大己貴神は西本宮に、大山咋神は東本宮にまつられました。
日吉大社は5つの摂社とあわせて7柱の神様をおまつりすることから、「山王七社」とも呼ばれています。
日吉大社と神猿さん
サルは古くより山に棲む生き物。比叡山にも多く生息し、次第に山の神の使い、神猿としてまつるようになったそう。
「神猿」は「まさる」と読み、「魔が去る」「勝る」ということで、縁起の良い動物とされます。
日吉大社では猿岩などの見どころのほか、神猿舎ではリアル神猿さんが飼育されています。
写真の西本宮の楼門にも、サルが隠れていますよ。神猿さんとあわせて、現地でチェックしてみてくださいね。
おみくじを引くには
日吉大社では入苑協賛料として、拝観料を納めておまいりします。大人(中学生以上)300円、小人150円、小学生未満のかたは無料です。
「神猿みくじ」は西本宮・東本宮どちらの授与所でも引けます。
おみくじのほかにもお守り・土鈴など、神猿さんゆかりの授与品も多くあり。参拝の記念にあわせてどうぞ。
神猿さんの印の入った御朱印も受けられますが、山王七社ほかすべての種類は西本宮での授与。東本宮の授与所では東本宮の御朱印しか受けられませんので、ご注意ください。
ほかにも引きたい サルのおみくじ
京都市東山区にある新日吉(いまひえ)神宮。後白河上皇が御所とした法住寺内に、日吉山王七社を勧請したことがはじまりの神社です。
こちらでも、サルのおみくじを引くことができます。
新日吉神宮のおみくじは張り子製。神社オリジナルのものかは不明ですが、サルのおみくじはあまり見かけないので授与いただきました。
耳が大きいところが、よりお猿さんらしく、かわいらしいですね。
境内では阿吽の狛猿なども見られますので、機会がありましたらどうぞご参拝ください。
基本情報
日吉大社
所在地:滋賀県大津市坂本5-1-1
拝観時間:9:00~16:30
公式サイト:http://hiyoshitaisha.jp/