京都の高台寺には、豊臣秀吉とその妻・ねねのおみくじがあります。大ぶりなおみくじは、お土産にもおすすめです。
(2023-05-22 更新)
ねねちゃん秀吉くんおみくじ
とてもかわいらしい人形型のおみくじです。名前に「ちゃん」「くん」付きでも、違和感がありませんよね。
笑顔のねねちゃんは、尼装束の姿。右手には数珠を持ち、片膝を立てて座っています。
一方、秀吉くんはキリッとした表情です。「開運」と書かれた扇を持ち、あぐらをかいています。
顔と体のバランスがゆるキャラのようだと思いましたが、実際お寺のマスコットとして活躍しているキャラクターだそう。
どちらのおみくじも衣の色違いバージョンがあり、背中にはお寺の名前が入っています。
素材は陶器製。通常の置物型おみくじよりも大きなサイズです。それぞれプラスチックの箱に包装されており、おみくじというよりもお土産の雰囲気があります。
動物などのモチーフが多い置物型おみくじですが、実在した人物がモデルなのは珍しいかもしれません。まさに高台寺ならではのおみくじですね。
わたしがいただいたときの価格は、ひとつ800円でした。
しっかりとした造りなので、やや高額ですが納得のお値段。とはいえ、さすがに懐具合が心配で、種類を買いそろえられませんでした。
またの機会に再チャレンジしたいと思います!
高台寺とは どんなお寺?
高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院。正式には高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉の菩提を弔うために、北政所ねねが創建しました。
当時の建造物も残されており、国の史跡・名勝に指定されている庭園など、見どころが多くあります。
近年はアンドロイド観音の法話でも話題になりました。
高台寺の見どころや御朱印については、こちらの記事も参考にしてください。
霊屋にまつられる秀吉とねね
高台寺には、秀吉とねねをまつる霊屋(おたまや)があります。
ふたりの木像を安置する須弥壇や厨子には、美しい蒔絵が施されています。桃山時代を代表する装飾で、高台寺蒔絵として知られています。
実際に北政所は、自身の像の地下に葬られているそう。ぜひおみくじをいただく前に、ご参拝ください。
おみくじを引くには
おみくじは高台寺の境内にある、高台寺天満宮の右側の売店でいただけます。
こちらは天満宮の御朱印授与所でもあり、ねねちゃんの印の入った御朱印も受けられます。
他にも授与品やお土産なども多数取りそろえられています。おみくじと一緒に、参拝の記念にいかがでしょうか。
高台寺の基本情報
所在地:京都府京都市東山区下河原町526
拝観時間:9:00〜17:30(受付17:00まで)
拝観料:600円
駐車場:あり(有料・拝観割引あり)
公式サイト:https://www.kodaiji.com/
実際に参拝した日(2019-05-03)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。