花鳥参拝帖

見どころと御朱印・置物おみくじ・ときどき仏像

【六道珍皇寺の見どころと御朱印】あの世につながる? 冥土通いの井戸

六道珍皇寺

京都東山にある六道珍皇寺。古くは風葬地・鳥辺野の入口にあたるこの場所は六道の辻と呼ばれ、あの世とこの世の境目とされていました。伝説めいた見どころとあわせて、特徴のある御朱印も人気のお寺です。

六道珍皇寺の御朱印

薬師如来の御朱印

六道珍皇寺の薬師如来の御朱印

御本尊の御朱印です。とくに指定をしないときは、こちらの御朱印がいただけます。

醫王殿(医王殿)の御朱印

六道珍皇寺の医王殿の御朱印

薬師如来は別名「大医王仏」とも呼ばれ、その仏様をおまつりするお堂が「医王殿」とのこと。

限定の御朱印

六道珍皇寺の薬師如来の限定御朱印

六道珍皇寺の閻魔大王の限定御朱印

六道珍皇寺の小野篁の限定御朱印

薬師如来・閻魔大王・小野篁の御朱印です。特別拝観期間にセットでいただきました。青地に金文字が美しい。

六道珍皇寺では定期的に特別拝観の期間があり、そのとき限定の御朱印・御朱印帳が授与されます。たくさんの種類があり、どれも素敵で迷うこと必至です!

スケジュールや種類は公式サイトにくわしく記されていますので、事前にチェックをおすすめします。

六道珍皇寺の見どころ

六道珍皇寺の門

略縁起によると、六道珍皇寺は平安前期の延暦年間(782~805)開創。古くは愛宕寺とも称されました。開基は奈良の大安寺の住持で弘法大師の師にあたる慶俊とされますが、空海や小野篁などの説もあるそうです。

通常、境内は自由に参拝できますが、堂内の拝観は団体での予約が必要。有名な冥土通いの井戸も外からは遠く、格子越しでしか見ることができません。

御朱印やお守りなどの授与品は、勝手口のインターホンを押していただけますが、御本尊や寺宝などを個人でじっくりと拝観したいかたは、有料の特別拝観の期間におまいりされるのがいいでしょう。

本尊 薬師如来坐像

六道珍皇寺の薬師堂

門をくぐると右手にお堂が並んでいます。御本尊である薬師如来坐像は、いちばん手前にある薬師堂でおまいりをします。なぜ本堂ではないのだろう?と思ったのですが、平安時代作の重要文化財なので収蔵庫もかねているのかもしれません。

間近で見仏できますが、近づきすぎると警報が鳴るのでご注意(うっかり鳴らしてしまいました、申し訳ありません!)

本堂には、また違った薬師如来と日光月光菩薩の三尊像がいらっしゃいます。堂内にあがられるときは、ぜひご参拝ください。

弘法大師像と閻魔大王像・小野篁像

つづく閻魔堂には弘法大師閻魔大王小野篁の三像が安置。迫力のある表情の閻魔大王像は小野篁作と伝えられており、オリジナル御朱印帳の表紙にもなっています。御朱印とともに、おまいりの証に授与いただくのもいいですね。

また授与品のひとつに閻魔みくじがあります。怖いけどかわいい、置物型のおみくじです。おみくじ好きのわたしはもちろんいただきました!

六道珍皇寺の閻魔みくじ

www.hanatori-sanpai.com

小野篁 冥土通いの井戸

「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟」

百人一首の歌でも知られる小野篁は平安時代初期の公卿で、文武両道に優れた人物だったそうです。

また夜は閻魔庁につとめていたとの不思議な伝説があります。そのとき冥土へ通うのに使ったとされるのが冥土通いの井戸。通常は遠く格子越しにしかうかがえませんが、特別拝観の時期により、本堂から井戸のあるお庭に入って見ることができます。

六道珍皇寺の冥土通いの井戸

さらに近年になって旧境内地より、冥土から帰るときに使ったといわれる黄泉がえりの井戸も発見されました。こちらの井戸はのぞきこむこともできましたので、さっそく…

といっても、井戸です。底に水がある、普通の井戸…ですが、なんとなく神秘的に感じてしまうのは伝説の影響でしょうね。機会ありましたら、みなさんも体験してみてください。

精霊迎え 六道まいり

六道珍皇寺の迎鐘

六道珍皇寺の重要な行事のひとつに六道まいりがあります。毎年8月7日から10日までの4日間に先祖の霊・精霊を迎えにまいる習俗のことをいいます。

この期間の境内はたいへんなにぎわいで、迎え鐘を撞くためには長い行列ができるそう。時代を経て、受け継がれてきた信仰の深さを感じる、貴重な行事のひとつですね。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

六波羅蜜寺

六道珍皇寺の近くには六波羅蜜寺や西福寺、また建仁寺、安井金比羅宮などの寺社も近く、御朱印もいただくことができます。

参考・このときの参拝ルート

六波羅蜜寺西福寺→六道珍皇寺→八坂庚申堂八坂の塔高台寺得淨明院

基本情報

大椿山 六道珍皇寺

所在地:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595
拝観時間:9:00〜16:00
公式サイト:http://www.rokudou.jp/