花鳥参拝帖

見どころと御朱印・置物おみくじ・ときどき仏像

【六波羅蜜寺の見どころと御朱印】空也上人ゆかりの寺で仏像拝観

京都の六波羅蜜寺

京都東山にある六波羅蜜寺。開創は空也上人…といえば、口から小さな阿弥陀仏を吐き出している仏像を思い出すかたも多いのではないでしょうか。その有名な像も宝物館で拝観できます。

六波羅蜜寺の御朱印

西国三十三所の御朱印

六波羅蜜寺の西国三十三所の御朱印

通常はこちらの御朱印が授与されます。西国三十三所では御詠歌の御朱印もいただくことができます。

都七福神(弁財天)の御朱印

六波羅蜜寺の都七福神の御朱印

京都最古の七福神をめぐる都七福神。六波羅蜜寺は弁財天をまつります。

代表的なものは上記の二つと御詠歌ですが、さらに

  • 洛陽三十三所観音霊場
  • 神仏霊場巡拝の道

それぞれの札所でもあるので、御朱印もいただけます。

六波羅蜜寺の見どころ

六波羅蜜寺は天暦五年(951)創建。当時京都に流行した悪疫退散のため、空也上人みずから十一面観音像を刻み、御仏を車に安置して市中を曳きまわり、念仏を唱えて病魔を鎮められたといいます。平安後期には一帯に平家一門の邸館がならび、たいへん栄えたそうです。

西国第十七番札所霊場

本堂には御本尊十一面観音立像が安置されています。国宝に指定されている仏像ですが、残念ながら秘仏。通常は拝観できません。

御開帳は12年に一度、辰年とのことです。次回は2024年予定なので、またおまいりしたいと思います。

六波羅蜜寺の本堂

御本尊のお姿を見ることはできませんが、扉が閉まった御厨子にむかい参拝します。

建物のなかなので少々暗いですが、花や飛天が舞う装飾をほどこした厨子が気になります。目の悪いわたし、もっとよく見られれば…と悔しく思っていたところ、その意匠を図案化した御朱印帳がありました。

六波羅蜜寺の御朱印帳

心なしか飛天の表情がゆるめなのがよいかも。色の種類は赤・青・黒色の三色あり。金の箔押しとの相性がよく、どれにしようか迷いましたが、明るい色にひかれて赤をいただきました。

ほかにも売店にはかわいらしい柄の御朱印帳があります。興味のあるかたは、御朱印をいただく前にのぞいてみてください。

平安・鎌倉期の仏像拝観

本堂の奥は宝物館に続いています。有料ですが、重要文化財が間近でじっくり拝観できます。仏像見仏好きのかたは必見です!

注目は、やはり空也上人立像

「ひとたびも 南無阿弥陀仏という人の 蓮(はちす)の上にのぼらぬはなし」

『拾遺和歌集』

「一度でも念仏を唱えたひとはかならず極楽往生する」

念仏の祖といわれる空也上人の教えや生き様が伝わってくる、素晴らしい像です。とくに口元の阿弥陀仏が印象的ですよね。これは上人が唱えた「南無阿弥陀仏」の念仏が小さな仏となったという伝承をあらわしています。

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また経を持った僧形の像は平清盛坐像と伝わり、こちらも歴史が好きなかたは見覚えがあるのではないでしょうか。

そのほかにも、十輪院が運慶一族の菩提寺という縁があったことから、運慶作の地蔵菩薩坐像、運慶・湛慶の父子の坐像などなど。

それほど広い空間ではないのですが、密度が濃い…! バラエティー豊かな像が並んでいます。ふだん仏像に縁のないかたもこの機会にどうぞ。

都七福神 弁財天

六波羅蜜寺の弁財天堂

濃い仏像にもまれた後は、本堂むかって左手の弁財天堂へ。都七福神の一つ、六波羅弁財天は崇徳天皇の夢告によりつくられたのがはじまりとされています。

そして六波羅蜜寺ではもうひとかた、弁財天が。それは銭洗い弁財天、本堂むかって右手のお堂にいらっしゃいます。像の前に置いてあるざるにお金を入れ、柄杓の水を三回にわけてかけて清めると、金運のご利益があるそう。

お金が関係すると、いつも以上に真剣になってしまうのはなぜなんでしょう…わたしだけではないはずだ。

御朱印もこちらのお堂でいただけますので、最後忘れずにおまいりしましょう。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

西福寺

六波羅蜜寺のすぐ北側には西福寺、また六道珍皇寺や建仁寺、安井金比羅宮などの寺社も近く、御朱印もいただけます。この機会に巡ってみてはいかがでしょうか。

参考・このときの参拝ルート

六波羅蜜寺→西福寺六道珍皇寺八坂庚申堂法観寺高台寺得淨明院

基本情報

補陀洛山 六波羅蜜寺

所在地:京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
拝観時間:8:00~17:00
公式サイト:https://rokuhara.or.jp/