花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

【鹿みくじ】大和まで神様を乗せてきた鹿|奈良 春日大社のおみくじ

奈良といえば、なにが思い浮かぶでしょうか。 「大仏様」、それとも「鹿」? そんなご当地ならではの鹿みくじ、春日大社で引いてみませんか。

鹿みくじ

春日大社の鹿みくじ

春日大社で引くことができる、鹿のおみくじは2種類あります。

左の白鹿のおみくじは、式年造替の記念に作られたもので陶器製。もうひとつ木製のものが、以前からある置物型おみくじです。

鹿みくじ横から

両方とも神社の名前が入っており、おみくじの紙は丸めて口にはさむタイプ(写真は紙を取って撮影しています)

きゅっと足を折りたたんでいる姿がかわいらしいですね。

ちょっと特別な感じのする白鹿、素朴だけど木の手触りよく、ていねいな一刀彫の鹿。どちらを引こうか迷ってしまいます。記念に両方いただくのもありかも?

春日大社とは どんな神社?

大仏様のいらっしゃる東大寺の南東、すぐとなりにあるのが春日大社です。

主祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の4柱。あわせて春日神と呼ばれます。

春日神は藤原氏の氏神であり、春日大社は全国にある春日神社の総本社になります。

春日大社の本殿

雰囲気のある長い参道の先に、鮮やかな社殿が見えます。

朱塗りの美しい本殿は、春日造と呼ばれる様式。創建以来、20年に一度の周期で社殿を造り替える式年造替を続けられています。

また春日大社には多くの摂社・末社があります。そのひとつ、摂社若宮神社の「おん祭」は800年以上の歴史がある祭礼。12月に行われるお渡り式では、古来の衣装に身を包んだ行列が奈良の町を渡り、たくさんの見物客でにぎわいます。

神様を乗せてきた鹿

奈良の鹿

東大寺や春日大社付近では、多くの鹿の姿を見かけます。当たり前のように道を歩き渡っているので、はじめて訪れるかたはおどろくかもしれません。

奈良の鹿は古くより、春日大社の神使いとして大切に保護されてきました。

春日大社の由緒によると、御祭神の武甕槌命が常陸国(茨城県)鹿島神宮より春日の御蓋山へ来られたとき、白鹿に乗ってやってきたといいます。

鹿は毎年角が生え替わるということで、再生の象徴・神聖なものとされていました。そんなところも、神使いとして信仰される理由だったのでしょう。

春日大社の鹿

ふだんは悠々として、おとなしい奈良の鹿。しかし鹿せんべいを持つと、あっという間に囲まれてしまいます。

慣れていないとびっくりしてしまいますが、逃げたり大声を出したりしないことが大事。決して、せんべいを投げたりしないでね(鹿が道路に飛び出して危険です)

おだやかに接すると、機嫌良く写真を撮らせてくれることも。せっかくなので、仲良くなれたらいいですね。

おみくじを引くには

「鹿みくじ」は、春日大社の授与所で引くことができます。初穂料は白鹿みくじが600円、木の鹿みくじが500円です。

授与所では外国のかた向けに、英語バージョンのおみくじも用意されていました。さすが、観光地としても人気の神社です。

ほかにも引きたい 鹿のおみくじ

大阪府東大阪市にある枚岡神社。春日大社創建のときに、御祭神・天児屋根命と比売神2柱の御分霊を勧請した神社で「元春日」と呼ばれています。

こちらにも鹿のおみくじがあります。

枚岡神社のなで鹿みくじ

小鹿と母鹿がひとつになった形のおみくじ。

神社の境内には、なでておまいりする「なで鹿」といわれる狛鹿があり、それをモチーフにした置物おみくじです。色は白に薄いピンク、やさしいイメージのする色合いが良いですね。

春日大社と縁の深い神社ですので、あわせて参拝されるのもおすすめです。

枚岡神社 公式サイト

基本情報

春日大社

所在地:奈良県奈良市春日野町160
拝観時間:6:30~17:30(3月~10月)、7:00~17:00(11月~2月)
公式サイト:https://www.kasugataisha.or.jp/