「生駒の聖天さん」で引ける、宝袋のおみくじです。巾着袋と大根は、大聖歓喜天のご利益をあらわしています。
宝袋みくじ
巾着袋をかたどった陶器製のおみくじです。上部に穴が開き、おみくじの紙が丸めて差し込まれています。
正面には「宝」の文字と、交差した大根が描かれます。
明るい黄色は、金運を呼び込んでくれそう。丸っこい袋のかたちもかわいいですね。
おみくじの裏側には、お寺の名前が入っています。
宝山寺とは どんなお寺?
真言律宗の大本山である寳山寺(宝山寺)。お寺のある生駒山は、役行者が修験の場として開いたところで、弘法大師も修行をしたと伝わります。
延宝六年(1678)、宝山湛海により開山。聖天(大聖歓喜天)を山の鎮守にまつりました。
古くは大聖無動寺といわれましたが、のちに宝山寺とあらためられました。
境内は般若窟のある大きな岩壁を背景に、御本尊・不動明王を安置する本堂、聖天さんをまつる聖天堂がならびます。
お寺の境内に鳥居と狛犬。神仏習合残る風景ですね。
般若窟は、役小角が般若経を納めたところといいます。
繋がる道は立ち入り禁止なので、遠くから弥勒菩薩像をカメラズーム。野鳥観察用のカメラが役に立ちました…
石段を上がって、奥の院も参拝できます。
聖天さんのご利益
歓喜天は一般には聖天(しょうてん)と呼ばれる神様。もとはインド神話の神で、仏教に入り守護神となります。
生駒の聖天さんは商売の神様として有名。シンボルの宝袋・交差する大根は、商売繁盛・子孫繁栄のご利益をあらわします。
境内の賽銭箱も巾着袋ですね。
おみくじのほかに、巾着袋モチーフのお守りなども多数あり。参拝の記念におすすめです。
お正月の三が日だけいただける、福財布も人気だそうですよ。機会ありましたらぜひ!
おみくじを引くには
宝袋みくじは、本堂の向かい側にある庫裏で引くことができます。ひとつ500円のお納めです。
お寺の門近くにある休憩処・和光殿の売店でも見かけましたが、店じまいが15:30か16:00だったか、早めだった気がするのでご注意。
お寺の庫裏も16:00ぐらいで閉まりかけていたので、参拝は早めが安心です。
ほかにも引きたい 近くのかわいいおみくじ
宝山寺のある生駒山、大阪側のふもとには河内国一之宮の枚岡神社があります。
なで鹿のおみくじと、ラグビーボールのおみくじが引けます。
石切劔箭神社の神馬みくじもかわいいですよ。
基本情報
生駒山 寳山寺(宝山寺)
所在地:奈良県生駒市門前町1−1
拝観時間:終日参拝自由
公式サイト:https://www.hozanji.com/