京都の岡崎神社は厄除け・縁結びなどのご利益がある神社。子授け・安産の神使いとしてうさぎとの縁が深く、置物おみくじは参拝者に人気の授与品です。
うさぎおみくじ
うさぎといえば、やはり赤い目に長い耳。ほほえんでいるような口元もかわいらしい。
いままさに飛び跳ねようとしているのか、前足をあげて前傾姿勢です。なんだかスクワットをしているようにも見えるかも?
色は白とピンクの2種類あり。同じものの色違いかと思いきや、体つきや耳の角度に変化がありますね。表情もピンクのほうが、ほのぼの顔かな。
正面から見ると、違いがわかりやすいです。
後ろ側には盛り上がった文字で「東天王」。これは岡崎神社の別称です。神社オリジナルのおみくじですね。
おみくじの紙は、うさぎの下から出ている赤い紐を引いて取り出します。
岡崎神社とは どんな神社?
岡崎神社の御祭神は、速素盞鳴尊(すさのをのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、三女五男八柱御子神(やはしらのみこがみ)。
延暦十三年(794)の平安京遷都の際、桓武天皇の勅願により創建。王城鎮護のために四方に建てられた社のひとつでした。都の東に鎮座することから、東天王とも呼ばれます。
貞観十一年(869)には清和天皇が社殿を造営。播磨国広峰より、改めて御祭神を勧請しました。
子授け・安産のご利益とうさぎ
都を守護する神社であったことから、方除け・厄除けのご利益ある岡崎神社。また御祭神・速素盞鳴尊と奇稲田姫命が縁を結び、三女五男八柱もの多くの御子神・子宝に恵まれたことから、縁結びと子授け・安産の神としても信仰を集めます。
かつて神社のある辺りは、たくさんの野うさぎが生息していたそうです。うさぎは多産でもあることから、子授け・安産の神の使いとされるようになったのですね。
本殿の前には、2匹の狛うさぎも鎮座します。赤い目・阿吽の狛うさぎ、ちょこんと座る姿がかわいらしい~。
よく見ると、後ろの提灯にもうさぎが。神社の境内にはほかにもうさぎがいますので、おまいりの際にはどうぞゆっくり探してみてください。
おみくじを引くには
「うさぎおみくじ」は、境内にある授与所で引くことができます。初穂料は、ひとつ500円です。
おみくじのほかにも、うさぎ柄の入ったお守りなども人気があります。参拝の記念に、あわせていかがでしょうか。
ほかにも引きたい うさぎのおみくじ
京都ではほかにも宇治市にある宇治神社と、隣接する宇治上神社でもうさぎのおみくじがいただけます。
…と書いておきながら、じつはわたしは参拝したことがなく、まだいただいていないのです。いつかかならず、おまいりしてご紹介しますね。
また大阪にある住吉大社にも、うさぎのおみくじがあります。
住吉大社のうさぎみくじは、うずくまった姿が特徴的。機会ありましたら、こちらもどうぞ。
基本情報
岡崎神社
所在地:京都府京都市左京区岡崎東天王町51番地
拝観時間:9:00~17:00
公式サイト:https://okazakijinja.jp/