京都御所の近くにある菅原院天満宮神社は、菅原道真公の生誕地と伝わります。丑年の2021年、烏丸の天神さんで牛のおみくじを引いてみましょう。
丑みくじ
丸っこい形をした、かわいい置物型のおみくじです。
色は白・黄色のほかにも、ピンク・黄緑・水色と種類があります。どれも金の角と鼻輪・おそろいの赤い首輪が描かれています。
顔は上向きなので、おみくじを引くときに目があいます。こんなつぶらな瞳でみつめられたら、どれを引こうか迷うこと必至…!
干支の丑年おみくじでもありそうなスタンダードなデザインですが、右側には神社名が入っています。
おみくじの紙は、下側にある赤い紐を引いて取り出します。
余談ですがおみくじの名称、「丑みくじ」or「牛みくじ」で迷いましたが、菅原院天満宮の授与所では「丑みくじ」となっていたので、当記事ではそちらにあわせました。
菅原院天満宮神社とは どんな神社?
菅原院天満宮神社は菅原道真公とその父・是善卿、祖父・清公卿をまつります。
神社のあるところは菅原道真公の曾祖父・祖父・父の、親子三代の邸宅のあった地。「菅原院」と呼ばれたこの場所で、道真公は生まれ育ったと伝わります。
道真公の生誕地は、諸説あります。なかでも可能性が高いといわれているのは、ほかにも南区にある吉祥院天満宮、下京区にある菅大臣神社など。
こちらの菅原院天満宮神社は、道真公が生まれたときに使われたとされる井戸「御産湯の井」、道真公愛用の「御遺愛の石灯籠」が残されてます。
境内、拝殿に向かって左手にある末社・梅丸大神は、できものやはれもの・癌封じのご利益があります。
個人的には神社のマスコットキャラクターのような、ゆるいイラストの絵馬がお気に入り。こちら出世絵馬だそうですが、こんな笑顔で出世できたらいいなぁ…。いや、出世できたから、にこやかなのか?
ほかにもお守りや御朱印帳・てぬぐいなどのグッズも受けられます。おみくじとあわせて、にこやかにどうぞ!
道真公と神使いの牛
天満宮ではおなじみの「なで牛」。なでると病気が治る、また願いがかなうとも信仰され、菅原院天満宮神社でも立派な像があります。
道真公は丑年の生まれ。また「牛が道真公を助けた」「牛車に自身の遺骸を乗せ、牛が座り込んで動かなくなった場所に埋葬するよう遺言した」など、牛にかかわる話が伝わります。
現在は天神様の使いとして、全国の天満宮・天神社の授与品にも多く見られる動物に。2021年の今年、丑年にあわせて参拝されると縁起が良いかもしれませんね。
おみくじを引くには
「丑みくじ」は、神社の授与所で引くことができます。初穂料は500円。おみくじは丑年限定というわけではなく、通年いつでも引くことができます。
御朱印も同じ場所でいただけます。こちらにも、牛とゆるい道真公の印が入っていますね。
ほかにも引きたい かわいいおみくじ
菅原院天満宮神社のすぐ北にある護王神社では、イノシシのおみくじがあります。
こちらのイノシシは、護王神社の御祭神・和気清麻呂公を守り助けた動物と伝わります。なんだか菅原道真公と牛の由縁のようですね。
おみくじの種類は2種、色違いもあり。かわいいおみくじを集めていらっしゃるかたは、あわせての参拝がおすすめです。
そのほか、京都でいただける牛のおみくじについては、以下の記事もどうぞご参考に。
基本情報
菅原院天満宮神社
所在地:京都府京都市上京区下立売下ル堀松町406
拝観時間:6:00~17:00
公式サイト:http://sugawarain.jp/