花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

八坂庚申堂【見どころと御朱印】くくり猿に願いをかけて

京都の八坂庚申堂

日本三庚申のひとつといわれる、京都・八坂庚申堂。近年、カラフルなくくり猿を背景にした写真がSNS映えすると人気。多くの参拝者でにぎわうようになりました。

八坂庚申堂の御朱印

八坂庚申堂の庚申尊の御朱印

まるっこい三猿の印、のびのびとした墨書き。シンプルながら、寺社独自の特徴ある御朱印が良いですね。

八坂庚申堂の見どころ

「八坂庚申堂」は正式には金剛寺という名で、天台宗のお寺です。

最寄り駅は京阪清水五条駅、祇園四条駅、どちらからでも歩いて15分ほど。八坂通りから東へ行くと、東山を代表するシンボル・八坂の塔が見え、京都らしい風景が広がります。

人気の観光地だけあって、いつ訪れても観光客でいっぱい。色鮮やかな着物姿の女子も多く、お寺の入り口からたいへんなにぎわいです。

八坂庚申堂の門

朱塗りの門をくぐると、人気のくくり猿がすぐ目の前に。

まっすぐそちらに行きたくなりますが…

「まず本堂へお参り その後 写真撮影自由」

門前や境内にある注意書きのとおり、はじめは本堂に参拝しましょう。

庚申信仰のお寺

八坂庚申堂の本堂

八坂庚申堂の御本尊は青面金剛(しょうめんこんごう)。飛鳥時代に渡来した秦河勝により、秦氏の守り本尊としてまつられていました。

平安時代に入り、「一般の人々にもおまいりできるように」と天台宗の僧・浄蔵貴所が八坂の地に庚申堂を建立。日本における庚申信仰発祥の地として、信仰を集めました。

庚申信仰とは中国の道教に由来するもので、日本の習俗や仏教などとまじりあい発展した民間信仰。江戸時代がもっとも盛んであったそうです。

八坂庚申堂は「大阪の四天王寺庚申堂」「東京の入谷庚申堂」とあわせて、日本三庚申のひとつとされます。

八坂庚申堂の本堂の三猿

御本尊は病気平癒・健康長寿などのご利益があります。通常は堂外からのおまいりで、残念ながらお姿を拝することはできず。

かわりにくくり猿と、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿がむかえてくれます。ちょっと塗装がはげていますが、ご愛嬌…

猿は魔よけの神使いとされる神社もありますが、庚申信仰とも関係が深い動物です。庚申の「申」の字が「さる」と読めることからつながった、ともいわれます。

境内にはところどころに猿がかくれています。おまいりのあとに、さがしてみてくださいね。

八坂庚申堂の門前の三猿

欲望の戒め くくり猿

本堂の両脇には、名物のくくり猿がまとまってさげられます。カラフルな色は境内全体に広がり、そのボリュームに圧倒…!

八坂庚申堂のくくり猿

ボールのような形ですが、よく見ると小さな頭と手足があります。手足をまるめて、ひとつにくくられているのですね。

じつはこの形、猿が手足をくくられて動けない姿をあらわしています。「欲望のままに行動しないように」ということを、自由を封じた猿の姿になぞらえているそう。

そんな由来を知ってしまうと、くくられている姿はなんだかつらそう…? いやいや、こんなにたくさんの欲望が戒められているということですよね!


新しいくくり猿は、本堂むかって左手側にある授与所で受けられます。猿の体内には御本尊のお札が収められ、ひとつひとつ手作りされているそうです。

願掛けのやりかたは簡単。願いごとをマジックでくくり猿に直接書き、あいているところに自分でくくりつけて奉納します。

欲をひとつ我慢することが、願いをかなえるためには大事だそうですよ。ぜひ気に入った猿を選んで、願いをかけてみてください。

八坂庚申堂のくくり猿

授与所では御朱印のほか、お守りなどの授与品もいただけます。

小さなくくり猿や、猿をかたどったお守り、土鈴なども。どれもかわいいですね。

八坂庚申堂の授与品

おまいりが済みましたら、写真撮影は自由にできます。信仰あるお寺の境内になりますので、どうぞマナーは守って楽しんでください。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

坂の下から見る八坂の塔

八坂庚申堂から坂をあがってすぐの場所に、五重塔があります。京都東山のシンボルとして有名な八坂の塔・法観寺です。

お寺の開門は、不定期。タイミングよければ中に入って拝観でき、御朱印もいただくことができます。

八坂の塔の参拝については、こちらの記事もどうぞご参考に。

www.hanatori-sanpai.com

参考・このときの参拝ルート

六波羅蜜寺西福寺六道珍皇寺→八坂庚申堂→八坂の塔高台寺得淨明院

基本情報

大黒山 金剛寺 庚申堂 (八坂庚申堂)

所在地:京都府京都市東山区金園町390
拝観時間:9:00〜17:00
公式サイト:http://www.yasakakousinndou.sakura.ne.jp/index.htm