京都の都七福神・大黒天をまつる妙円寺。「松ヶ崎の大黒さん」と呼ばれるお寺で、大黒天のおみくじを引いてみました。
七福神・大黒天のおみくじ
にこやかな笑顔。色合いも明るく、かわいらしい雰囲気の大黒天。右手に打出の小槌・左に福袋、馴染みのある七福神スタイルです。
おみくじは張り子製。しっかりと形がありながらも、軽くてあつかいやすいおみくじです。
おみくじの紙は折りたためられ、張り子といっしょにビニールでパックされていました。
このタイプの張り子おみくじは、全国各地の寺社で見られます。種類も多く、祭神や由緒とあまり関係ないところでも置かれている印象。
大黒天おみくじも、ほかのところであつかわれているのかもしれませんね。
妙円寺(松ヶ崎大黒天)とは どんなお寺?
松ヶ崎の山麓、京都の町を見下ろす高台に妙円寺はあります。
背後には「五山の送り火」の「妙法」が点火される山。冬のはじまりの参拝でしたが、紅葉の名残もある静かな境内です。
お寺は本涌寺(現在の涌泉寺)の本覚院日英上人の隠居所として、元和二年(1616)に創建。日蓮宗の寺院で、守護神として大黒天をまつります。
松ヶ崎大黒天は最古の七福神めぐりといわれる、都七福神のひとつ。開運招福・商売繁盛のご利益があります。
火中出現の大黒さま
松ヶ崎大黒天は京都の表鬼門に位置し、古来より方除けの福の神として信仰されました。
また昭和四十四年(1969)にあった火災にも無事だったことから、「火中出現の大黒さま」として火伏守護のご利益も。
お像は伝教大師・最澄の作と伝わり、60日に一度の甲子(きのえね)の縁日「甲子大祭」前夜祭19時よりご開帳されます。
大祭当日は諸願成就のご祈祷が行われ、限定の御朱印もいただけるそう。これはまた行かねばなりませんね…!
おみくじを引くには
七福神・大黒天のおみくじは、大黒堂のむかって左手にある授与所窓口で引くことができます。ひとつ500円のお納めです。
通常の都七福神御朱印も同じ場所でいただけますので、あわせて受けられるのもおすすめです。
ほかにも引きたい 七福神のおみくじ
妙円寺とともに表鬼門をまもる赤山禅院では、かわいい福禄寿神のおみくじが。
同じく都七福神・弁財天をまつる六波羅蜜寺では、置物型の弁財天おみくじがあります。
四柱推命学をもとにした「開運推命おみくじ」も人気です。
基本情報
松崎山 妙円寺(松ヶ崎大黒天)
所在地:京都府京都市左京区松ケ崎東町31
拝観時間:9:00~17:00(御朱印受付時間~16:00)
公式サイト:http://matugasaki-daikokuten.net/index.html