商売繁盛のご利益のある京都・瀧尾神社。拝殿の天井には、大きな龍の彫刻が。かわいい龍のおみくじも引けますよ。
龍みくじ
龍といえば長い胴体をイメージしますが、おみくじでは丸っこい姿です。口を開けて、なんだか笑っているようにも見える表情ですね。
身体の色は黄緑、髭は金。同じく金色をしている丸いものは玉? ドラゴンボールでしょうか? 角のような銀の部分とつながります。
素材は素焼きの陶器製。おみくじの紙は赤い紐を引っ張って、下から取り出します。
神社の名前などは入っていないので、ほかの場所でも取り扱いのあるおみくじかもしれません。
瀧尾神社とは どんな神社?
京都・東福寺駅近くにある瀧尾神社。大丸を創業した下村彦右衛門が崇敬したことから、商売繁盛のご利益で知られています。
境内には子授け・安産祈願の三嶋神社祈願所もあり。神使い・ウナギの絵馬が奉納されています。
瀧尾神社について、くわしくはこちらの記事もどうぞ。
拝殿の天井龍
神社の見どころのひとつとして、拝殿の天井にある彫刻が有名です。
爪を立て、天井に張り付くようにうねる龍。うろこを逆立て、躍動する姿は生々しい迫力があります。
そのリアルさから「夜になると動き出して、水を飲みに行く」ともいわれたそうですよ。
制作は江戸時代の彫物師・九山新太郎によるもの。九山家は祇園祭に登場する「大船鉾」船首の龍頭も手がけた彫物師の一派です。
近年、大船鉾の龍頭復元の際には、この瀧尾神社の龍を参考にして再現されました。
おみくじの由来にもなった木彫りの龍、おまいりのときにはぜひご覧ください。
おみくじを引くには
「龍みくじ」は、境内にある授与所で引くことができます。初穂料は300円です。
先に紹介した三嶋神社のウナギ絵馬もこちらで授与いただけますので、あわせて受けられるのもいいですね。
ほかにも引きたい 龍のおみくじ
水神として龍をまつる寺社は、全国各地にあります。また十二支の辰年に、龍のおみくじを出されるところも多いです。
なかでもいちばん龍のおみくじがある神社は、東京の田無神社ではないでしょうか。
東西南北と中央の方角を青・白・赤・黒・金の龍が守り、おみくじもそれにちなんで五色、種類があります。全部そろえてしまったかた、いらっしゃるはず! 同志!
しかし、最近また新たな龍のおみくじがいただけるとのこと…確かめに行きたいような、散財しそうでこわいような…(と、おそるおそる公式サイトチェックしたら、五色どころじゃなかった。笑)
田無神社では置物型以外にも多種類のおみくじが引けますので、機会ありましたらぜひ。
基本情報
瀧尾神社
所在地:京都府京都市東山区本町11-718
拝観時間:不明
公式サイト:なし