商売繁盛のご利益ある京都・瀧尾神社。拝殿天井にある木彫りの龍は必見です! かわいい龍みくじも引けますよ。
(2021-10-28 更新)
龍みくじ
龍といえば長い胴体をイメージしますが、おみくじでは丸っこい姿です。口を開けて、なんだか笑っているようにも見える顔ですね。
身体の色は黄緑、髭は金。同じく金色をしている丸いものは玉? ドラゴンボールでしょうか? 角のような銀の部分とつながります。
素材は素焼きの陶器製。おみくじの紙は赤い紐を引っ張って、下から取り出します。
神社の名前は入っていないので、ほかの場所でも取り扱いのあるおみくじかもしれません。
瀧尾神社とは どんな神社?
京都・東福寺駅近くにある瀧尾神社。大丸を創業した下村彦右衛門が崇敬したことから、商売繁盛のご利益で知られています。
境内には子授け・安産祈願の三嶋神社祈願所もあり。絵柄も豊富なウナギ絵馬が奉納されています。
瀧尾神社について、くわしくはこちらの記事もどうぞ。
拝殿の天井龍
神社の見どころのひとつが、拝殿の天井にある彫刻です。
爪を立て、天井に張り付くようにうねる龍。うろこを逆立て、大きく躍動する姿は生々しい迫力があります。
そのリアルさから「夜になると動き出して、水を飲みに行く」ともいわれたそうですよ。
制作は江戸時代の彫物師・九山新太郎によるもの。九山家は、祇園祭に登場する「大船鉾」船首の龍頭も手がけた彫物師の一派です。
近年、大船鉾の龍頭復元の際には、この瀧尾神社の龍を参考に再現されました。
おみくじの由来にもなった木彫りの龍、おまいりのときには忘れずに見てくださいね。
おみくじを引くには
「龍みくじ」は、境内にある授与所で引くことができます。初穂料は300円です。
先に紹介した三嶋神社のウナギ絵馬も、こちらで授与いただけますよ。
ほかにも引きたい 龍のおみくじ
水神として龍をまつる寺社は、全国各地にあります。また十二支の辰年に、龍のおみくじを出されるところも多いです。
なかでもいちばん龍のおみくじがあるところは、東京の田無神社ではないでしょうか。
境内は東西南北・中央の方角を青・白・赤・黒・金の龍が守り、おみくじもそれにちなんで5色の種類があります。
全部そろえてしまったかた、いらっしゃるはず! 同志よ!
しかし、最近また新たな龍のおみくじがいただけるとの情報が。確かめに行きたいような、散財しそうでこわいような…
(と、おそるおそる公式サイトチェックしたら、5色どころじゃなかった。笑)
田無神社では置物型以外にも多種類のおみくじが引けますので、機会ありましたらぜひ。
基本情報
瀧尾神社
所在地:京都府京都市東山区本町11-718
拝観時間:不明
公式サイト:なし