商売繁盛のご利益で知られる、京都の瀧尾神社。拝殿の天井でうねる、木彫りの龍は必見です。かわいい龍みくじも引きました。
(2023-05-05 更新)
龍みくじ
龍といえば長い胴体を思い浮かべますが、おみくじでは丸っこい姿に。口を開けて、笑っているような表情ですね。
体は黄緑色で、ひげは金色。背中の丸いものは玉? ドラゴンボールでしょうか。銀色の角のような部分とつながっています。
素材は陶器製。おみくじの紙は赤い紐を引っ張って、下から取り出します。
神社の名前は入っていないので、他の場所でも扱いのあるおみくじかもしれません。
瀧尾神社とは どんな神社?
瀧尾神社は京都の東福寺駅の近くにあります。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。
大丸を創業した下村彦右衛門が崇敬したことから、商売繁盛のご利益で知られます。現在の社殿も下村家により、江戸時代の後期に整備されました。
境内には子授け・安産祈願の三嶋神社祈願所もあり、多くのウナギ絵馬が奉納されています。
詳しくは、こちらの記事もごらんください。
迫力ある天井龍は必見!
神社拝殿の天井には、龍の彫刻があります。
龍は爪を立て、鱗を逆立て、天井に張り付くように大きくうねり、躍動する姿が描かれています。そのリアルさから、「夜になると動き出して、水を飲みに行く」ともいわれたそうですよ。
制作は江戸時代の彫物師・九山新太郎によるものと伝わります。九山家は、祇園祭に登場する「大船鉾」船首の龍頭も手がけたという彫物師の一派。
近年の龍頭復元に際しては、この瀧尾神社の龍が参考にされたそうです。
※現在は社殿修復中のため、拝殿内は見づらくなっていますので、ご注意ください。
おみくじを引くには
「龍みくじ」は、境内にある授与所でいただきました。初穂料は300円です。
※社務所はお留守の場合もあります。また、わたしが再訪したときは、龍みくじの案内ポスターがなくなっていたため、現在は取り扱っていない可能性があります。
ほかにも引きたい 龍のおみくじ
水神として龍をまつる寺社は、全国各地にあります。また十二支の辰年に、龍のおみくじを出されるところも多いです。
なかでもいちばん龍のおみくじがあるところは、東京の田無神社ではないでしょうか。
境内は東西南北・中央の方角を青・白・赤・黒・金の龍が守り、おみくじもそれにちなんで5色の種類があります。
全部そろえてしまったかた、いらっしゃるはず! 同志よ!
最近はまた新たな龍のおみくじがいただけるそう。確かめに行きたいような、散財しそうでこわいような…
田無神社では置物型以外にも多種類のおみくじが引けますので、機会ありましたらぜひ。
瀧尾神社の基本情報
所在地:京都府京都市東山区本町11-718
拝観時間:不明
駐車場:なし
公式サイト:なし
実際に参拝した日(2020-10-27)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。