花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

東大寺 千手堂【見どころと御朱印】戒壇堂修理期間の特別公開

東大寺千手堂の特別公開告知

奈良・東大寺戒壇堂の西側にある千手堂。令和二年(2020)7月4日より、期間限定で公開されています。

千手堂でいただける御朱印

千手観音の御朱印

東大寺千手堂の千手観音の御朱印

鑑真和上の御朱印

東大寺千手堂の鑑真和上の御朱印

御朱印は拝観受付時に帳面を預け、参拝後にいただきます。それぞれ300円のお納めです。

千手堂の見どころ

奈良の仏像といえば、まず思い浮かぶのはやはり大仏様でしょうか。東大寺は大仏殿を中心に、二月堂・法華堂(三月堂)など、さまざまなお堂が建ちならびます。

東大寺大仏殿を西から

いつもにぎわいある境内ですが、大仏殿より西側に行くと観光客もぐっと少なくなります。鹿たちも心なしか、のんびりした雰囲気。

こちらのエリアには、法然上人ゆかりの寺院をめぐる二十五霊場第十一番の指図堂があります。

www.hanatori-sanpai.com

しばらく歩くと、見えてきたのは戒壇堂です。

東大寺戒壇堂

戒壇堂は塑像の四天王がいらっしゃることで有名ですが、令和二年(2020)7月より保存修理のために拝観できません。工事は約3年間を予定されるそう。

そしてこのたび拝観停止の戒壇堂にかわり、その奥にある千手堂が特別に公開されるとのこと。遅ればせながら、参拝してまいりました。

東大寺千手堂

千手堂、東大寺のなかでは比較的小ぶりのお堂です。いや、大仏殿を見たあとはどれも小さく見えるか…

大きな木の向こうが受付。拝観料600円を納めます。

東大寺は大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム、そしてこの千手堂が有料です(大仏殿+東大寺ミュージアムのみ、セット券1000円があります)

戒壇院のはじまり

東大寺大仏殿

天平勝宝五年 (753) 、5度の渡航失敗を経て、唐から鑑真和上が来日。翌年、大仏殿前に戒壇を築き、聖武天皇らに戒を授けられました。

その戒壇を移し、堂宇を建立。日本ではじめての正式な授戒の場として開かれたのが、戒壇院のはじまりといいます。

かつては講堂や僧坊など建つ伽藍でしたが、度重なる火災で焼失。現在は戒壇堂と千手堂のみ復興されます。

千手堂は江戸時代に再建されましたが、平成十年(1998)にも火災で被害を受けたそう。火事は決して昔の話ではありませんね。

本尊 千手観音菩薩立像

千手堂の御本尊は千手観音菩薩立像。四方を四天王立像が守り、須弥壇上、黒漆塗りの厨子に安置されます。

鎌倉時代の作で檜の寄木造。思っていた以上に小さい御本尊、高さは70センチほど。四天王像はさらに小さい。

御本尊は金泥が美しく、装飾も細やか。どことなく高貴さ感じるたたずまい。

さらに厨子壁の彩色画が鮮やかなこと。こちらは平成の火災で損傷したものを、復元模写したそう。

描かれるは千手観音の眷属二十八部衆、風神・雷神や明王たち。背景は、繊細な波が立つ補陀落浄土です。

ライトの加減で千手観音像の影が映り、波間から現れたようにも見えました。

鑑真和上坐像と愛染明王坐像

堂内、御本尊にむかって右手側奥には鑑真和上坐像をまつります。有名な唐招提寺開山堂のお像にそっくりで、江戸時代作の摸刻とのこと。

唐招提寺のものは乾漆造ですが、こちらは木造。毎月6日には、忌日法要が行われます。

対して左手側には、愛染明王坐像を安置。目がくりっと大きい。高さがあり、体つきも豊かです。

小さなお堂に、雰囲気違ったお像がならぶのもよいですね。せっかくの機会、おまいりできてなによりでした。

なお、今回の千手堂特別公開、2月15日~3月5日は拝観停止されていますのでご注意ください。

あわせて行きたい 東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアムの四天王立像

戒壇堂にまつられていた四天王立像は現在、東大寺ミュージアムで見ることができます。

お堂では四方を守られていましたが、ミュージアムではならんでいらっしゃるのが雰囲気違って良き。表情もポーズも、やっぱりいつみてもイケメンでございました。

基本情報

東大寺 戒壇院千手堂

所在地:奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間:8:30~16:00(毎月6日は法要後10:00頃〜)
公式サイト:http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance13.html