天神様をまつる北野天満宮には、十二支すべての動物のおみくじがそろっています。自分の生まれ年の干支でも、今年の干支を引くのも良いですね。
(2023-05-08 更新)
福みくじ
自分の生まれ年の干支でも…と書いておきながら、いちばんに思い浮かんだのは、天満宮の神使いの「牛」。
ということで、わたしは丑年のおみくじをいただきました。
こちらの丑は黒牛。角と鼻のあたりは金色に塗られています。体には梅の模様もあり。
反対側には北野天満宮の御神紋・星梅鉢紋と、「きたの」の文字が入れられています。神社名があると、参拝の良い記念になりますね。
つるりとした手触りの陶器製。おみくじの紙は、赤い紐を引いて下から取り出します。
どの干支のおみくじもかわいいので、そろえたくなってしまいます(が、がまん…)
北野天満宮とは どんな神社?
北野天満宮は京都市上京区の今出川通り沿いに鎮座します。御祭神は菅原道真公で「天神さん」「北野さん」とも呼ばれます。
福岡の太宰府天満宮とともに全国の天神社・天満宮の総本社とされ、天神信仰の中心となりました。現在は学問や文芸の神様として、多くの参拝者が訪れます。
国宝の本殿や重要文化財の三光門などの見どころがあり、春は梅、秋は紅葉の名所としても人気。紅葉の見頃には、ライトアップも行われます。
天神様と牛
天満宮の境内では、いたるところで牛の像が見られます。
像には「自分の体の悪いところをなでたあと、牛の同じ場所をなでると病気が治る」、「なでると願いがかなう」など、なで牛として信仰されます。
牛が天満宮の神使いとなったのは、道真公の生まれた年や亡くなられた年が丑年であったからとか。
また「牛車で道真公の遺骸を運んでいると、牛が座り込んで動かなくなった」など、牛にまつわる話が数多く伝わります。
北野天満宮では牛の像だけでなく、拝殿の欄間にも牛を見ることができます。
こちらの彫刻は「立ち牛」。天神様の牛は横たわっているものが多く、立っている牛はめずらしいそうですよ。
おまいりの際には、ぜひ探してみてくださいね。
おみくじを引くには
北野天満宮の干支おみくじは、本殿の前にある授与所で引けます。初穂料は500円です。
一年中、いつでも引けるのがいいですね。
ほかにも引きたい かわいいおみくじ
北野天満宮のすぐ北西にある平野神社でも、置物型のおみくじが楽しめます。
こちらのおみくじはリスをモチーフにしたもので、桜の花を抱え、しっぽにおみくじを巻いています。とてもかわいらしいですよ!
平野神社のおみくじについては、以下の記事も参考にしてください。
北野天満宮の基本情報
所在地:京都府京都市上京区馬喰町
拝観時間:開門 6:30~17:00、授与所 9:00~17:00
※拝観時間は時期や行事などによって変更があります。くわしくは公式サイトでご確認ください。
駐車場:あり
公式サイト:https://kitanotenmangu.or.jp/
実際に参拝した日(2017-11-02)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。