花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころや御朱印・おみくじの紹介

新善光寺【見どころと御朱印】泉涌寺塔頭・参拝と月替わりの御朱印拝受

京都の新善光寺

京都東山にある新善光寺は「信州の善光寺阿弥陀如来とご縁を結べるように」つくられたお寺。月ごとに変わる御朱印も人気です。

新善光寺でいただける御朱印

阿弥陀如来の御朱印

京都の新善光寺の阿弥陀如来の御朱印


御本尊の御朱印です。小さな印は手作りで、毎月変わるそうです。この月は蓮とアマビエですね。

愛染明王の御朱印

京都の新善光寺の愛染明王の御朱印


泉山七福神めぐり番外・愛染明王の御朱印です。こちらは全体的に秋らしい印。

新善光寺の見どころ

京都非公開文化財特別公開の悲田院を参拝。続いて当初は泉涌寺への参拝を計画していました。

www.hanatori-sanpai.com

しかし途中に通ってきた寺院の数々が気になり、予定変更。東福寺駅のほうへ帰る道すがら、泉涌寺の塔頭へおまいりすることにしました。

泉涌寺山内にはたくさんのお寺がありますので、くわしくは公式サイトをごらんください。

www.mitera.org

新善光寺のはじまり

京都の新善光寺の門

新善光寺は真言宗泉涌寺派の寺院。「一生に一度は善光寺参り」で有名な信濃国・善光寺と近くでご縁を結べるようにと、寛元元年(1243)後嵯峨天皇の勅願により一条大宮の地に創建。御本尊の阿弥陀如来立像は、善光寺の本尊を模して造られたそうです。

庶民の崇敬を受け、栄えましたが応仁の乱で焼失。文明五年(1473)に泉涌寺山内に移されました。のちの江戸時代に入り現在地に移転、再興されました。

寺には天皇の遺品や襖絵などの寺宝が残されており、特別公開されている時期もあり。御本尊も通常はお目にかかれませんが、見仏できるときもあるようです。

参拝時は残念ながら公開時期を外していましたが、どうやら本堂やお庭のほうには入ることができる模様。

正面の門をくぐると、左手が御朱印などいただける庫裡です。先に右手前方の小さな入り口より、お庭のほうへお邪魔させていただきます。

本堂と愛染堂

京都の新善光寺の本堂

中は思っていた以上に広く、池には多くの錦鯉も。奥にある建物が本堂ですね。上がることはできませんので、今回は堂外から参拝します。

右手の方面には、泉山七福神めぐり番外愛染明王をまつるお堂が。こちらはガラス越しにお顔を拝します。ご利益は、敬愛和合・恋愛成就です。

京都の新善光寺の愛染堂

「泉山七福神めぐり」は毎年成人の日に、福笹を持って泉涌寺山内寺院7カ所と番外2カ所をめぐる行事です。おまいりと御朱印は通常でもいただけますので、塔頭めぐりとあわせてぜひ。

新善光寺のお庭はきれいに手入れされており、このときは菊の一種でしょうか、小さなお花も咲いていました。お寺のかたのお話によると、春は枝垂桜、秋は紅葉も美しいとのこと。

京都の新善光寺の庭園の花

新善光寺の公式サイトは見つからなかったのですが、インスタで情報発信されていました。行事や花の見ごろなどの参考に、こちらもどうぞ。

新善光寺 公式Instagram

ツイッターのほうは、あまり更新されておらず、ツイッターユーザーのわたしはちと残念…。

新善光寺 公式Twitter

月替わりの御朱印

京都の新善光寺の庫裡

最後に、庫裡にて御朱印をいただきましょう。

なかは座って待つスペースもあり、このときはひとり待っているかたがいらっしゃいました。

御朱印は女性のかたが、直書きで対応。ゆったりとお話しながら、小さな印には色まで塗ってくださいます。

わたしはあまり御朱印の映え(?)のようなものは気にしないのですが、こちらの御朱印は書き手のかたのお人柄が字体にあらわされているようで、すてきだなぁと思いました。

季節ごとの印も、御本尊のほうは行事など仏教にあわせたもの、愛染明王のほうは季節を意識したものと考えられているそうですよ。

参拝時は発売前でしたが、寺宝の絵画を表紙にあしらったオリジナルの御朱印帳も出されるとのこと。ひとりひとり丁寧に授与されますので、時間に余裕をもっておまいりされるのがいいですね。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

新善光寺の南には泉涌寺、周辺には塔頭寺院がならびます。わたしはこのあとも塔頭を参拝、あわせて御朱印をいただきました。

また後日記事を書きますね。

参考・このときの参拝ルート

瀧尾神社剣神社悲田院→新善光寺→戒光寺法音院→即成院

基本情報

新善光寺

所在地:京都府京都市東山区泉涌寺山内町31
拝観時間:不明
公式サイト:https://www.mitera.org/(泉涌寺)