京都・中京区にある頂法寺は六角堂と呼ばれ、生け花の発祥地として知られています。こちらで楽しめるおみくじのひとつが「鳩みくじ」です。
(2023-05-14 更新)
鳩みくじ
おみくじは白い体に赤い目、黄色いくちばしを持ち、シンプルな鳥の形をしています。羽は水色と金色で描かれます。
鳩の胸にある印は、六角堂のマークでしょうか? 頂法寺の寺紋とは違うようです。
おみくじの紙は小さく巻かれ、下側のくぼみに挟まれています(写真は、おみくじ紙を外して撮影)
素材は陶器製。プラスチックケースに入れられていますので、お土産としても良いですね。
通常はこちらの、水色の羽を持つ鳩がいただけます。
期間限定で春にはピンク色、秋には金色の羽の色違いも用意されるそう。
後日、桜の時期にピンク色をいただきました!
頂法寺六角堂とは どんなお寺?
頂法寺は天台宗の寺院。観音菩薩を巡る西国三十三所第十八番札所であり、洛陽三十三所第一番札所でもあります。
本堂が六角形の宝形造のため、通称「六角堂」の名で知られています。
御本尊の如意輪観音は秘仏。厨子の前にはお前立の像がまつられます。
かつてはお寺の北側に池があり、ほとりに建てられた僧侶の住坊を池坊と呼んだそう。
花を仏前に供える際に工夫を凝らしたことが生け花のはじまりといわれ、お寺の住職も代々池坊の家元が務められています。
六角堂と鳩
授与品のモチーフにもなっている鳩は、お寺とどんな関わりがあるのでしょうか?
調べてみましたが、六角堂と鳩に特別な関連はないようです。境内に多くの鳩がいることが、モチーフとして選ばれた理由かもしれません。
鳩は幸福のシンボルとしても広く知られており、縁起物にもぴったりですよね。
のんびりとくつろぐ、境内の鳩たち。見ているこちらまで癒されます。
羽をつくろってあげて、仲いいなぁ~。
六角堂ではおみくじのほか、鳩型の置物も受けられます。
置物は一願成就のご利益があり、白とピンクの2種類から選べます。
おみくじより、やや大きめの作り。願い事をひとつだけ紙に書き、鳩の中に入れて祈願します。
置物は六角堂に納めても、持ち帰って自宅でまつっても構わないとのこと。家でおまつりする場合は、目線よりも高い場所に置くようにと、お寺のかたに教えていただきました。
わたしはお持ち帰りを選択。色違いをそろえたいところでしたが「一願」なので、ここは白の鳩のみをいただきました。
おみくじを引くには
鳩のおみくじは、納経所の建物内の右手奥にある、お土産品などが売られているお茶所に置かれています。ちなみに一願成就の置物は、納経所のほうでいただけます。
おみくじの紙は決まった場所に結び付けるのが一般的ですが、六角堂では縁結びの柳に結びます。
この柳に願掛けをすると、良縁に恵まれるそうですよ。
春には桜と柳のコラボも美しいです。
わたしも色違いの鳩をもとめて、また違う季節におまいりしようと思います。
ほかにも引きたい 鳩のおみくじ
京都には他にも、鳩のおみくじが受けられる神社があります。
石清水八幡宮の鳩みくじは、右向きと左向きの2種類あり。六角堂とはまた違ったタイプで、表情がかわいらしい置物型のおみくじです。
また三宅八幡宮には、体がふっくらとした鳩みくじが。
以下の記事も、どうぞ参考にしてください。
頂法寺六角堂の基本情報
所在地:京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
拝観時間:6:00~17:00(納経所:8:30~、お茶所:9:00~)
駐車場:あり(有料)
公式サイト:https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
実際に参拝した日(2022-03-30)の情報をもとに、記事を作成しています。定期的に情報を確認し更新していますが、最新情報と異なる場合があります。