京都・哲学の道沿いにある大豊(おおとよ)神社。「ねずみの社」として有名で、境内にはかわいい狛ねずみが鎮座します。
狛ねずみおみくじ
丸っこい形、つぶらな目。こちらを見るように、やや上向きの姿勢です。
前にあるふくらみは、手(足?)を表現しているのでしょうか? 手をあわせているようで、かわいらしいですね。
素材は素焼きの陶器製。神社名などは入っていないので、オリジナルのものではないかもしれません。
わたしがいただいたのは白と薄茶。ほかにもピンク・黄・水色とありましたが、どれもパステル調のやさしい色合いです。小さな鼻と耳は、すべて同じピンク色。
下側にある紐を引くと、おみくじの紙が取り出せます。
上から見るのが、いちばんねずみらしいかも?
大豊神社とは どんな神社?
大豊神社は少彦名命(すくなひこなのみこと)・応神天皇・菅原道真公をまつります。仁和三年(887)宇多天皇の病気平癒のために、尚侍藤原淑子が勅命を奉じて創建されました。
社殿は応仁の兵火などによって焼失しましたが、現在は本殿・末社・拝殿・絵馬堂が再建。地域の産土神として信仰されます。
哲学の道に近く、見ごろの時期には枝垂れ梅や椿などの花も楽しめる神社です。
ねずみの社
境内の末社には、大国主命(おおくにぬしのみこと)をまつる大国社があります。
こちらの社の左右に立つのが、2匹の狛ねずみ。巻物と水玉を抱え、よくみると阿吽の形です。
日本神話には、ねずみが大国主命の危機を助けたという話があります。この大国社でも狛ねずみが神様を守っているのでしょうね。
大国社は縁結びや健康長寿のご利益があるとのこと。撮影スポットとして人気の狛ねずみですが、おまいりするのも忘れませんように!
おみくじを引くには
「狛ねずみおみくじ」は、境内にある社務所で引くことができます。初穂料は500円です。
おみくじのほかにも土鈴やお守りなど、さまざまなねずみモチーフの授与品もいただけます。参拝の記念にいかがでしょうか。
あわせて引きたい ねずみのおみくじ
奈良にある西国三十三所第八番札所・長谷寺でも、ねずみのおみくじを引くことができます。
こちらのおみくじは木製。立ち姿で、両手におみくじの紙をかかえています。同じねずみのおみくじでも、まったく違った形をしているのがおもしろいですね。
長谷寺のおみくじについて、くわしくはこちらの記事もどうぞ。
基本情報
大豊神社
所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
拝観時間:不明
公式サイト:なし