花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

村屋坐彌冨都比賣神社【見どころと御朱印】大神神社の別宮・后神をまつる神社

奈良の村屋坐彌冨都比賣神社

村屋坐彌冨都比賣(むらやにいますみふつひめ)神社・通称「村屋神社」は、大神神社の別宮とも称されます。両方おまいりされると、さらにご利益があるかも?

村屋神社でいただける御朱印

本殿にむかって右手側に少し行くと、社務所があり。この日はそちらでいただきました。

境内には授与所もあるのですが、土日祝のみ開いているようです。

本社の御朱印

村屋神社の御朱印

主祭神・三穂津姫のイラスト印も右下に。季節ごとにイラストの入った書置き御朱印・オリジナルの御朱印帳など出されており、人気があります。

境内・境外社の御朱印

村屋神社の境外社の御朱印

境内・境外にある摂社・末社の御朱印もそれぞれ直書きで受けられます。今回は境外2社の御朱印をいただきました。

アマビエの御朱印

村屋神社のアマビエの御朱印

横向き・正面向きの2種類あり。新型ウイルスの感染が収束するまでのあいだ受けられるとのこと。アマビエのものは、ほかにもお守りストラップ・うちわなども。

オリジナルのものではありませんが、置物型のおみくじもあり。かわいいおみくじが好きなわたし、もちろんいただきました~!

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村屋神社の見どころ

村屋神社の二の鳥居

村屋神社は奈良の田原本町に鎮座。延喜式神名帳に記載された神社のひとつです。大和国一之宮・大神神社の別宮ともいわれることから、つねづね参拝したいと思っていました。

大神神社については、こちらの記事もご参考に。

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村屋神社へのアクセスですが、車の場合は上記の写真、二の鳥居の前に2台ほど駐車できます。ほかには社務所前も駐車できるようですが、それほど広いスペースではありません。

少し離れますが、神社の北と東に初瀬川展望公園の駐車場があり、こちらのほうが使いやすいかも。

また公共交通機関を使う場合、最寄り駅は近鉄田原本駅。徒歩30分ほどかかります。駅前にはタクシー、また観光ステーションでレンタサイクルが使えるとのこと。

少し距離があるので迷いましたが、のんびり歩くことにしました。

さいわいにも田原本町は平たんな道が多く、歩きやすい町です。そして道端にはお地蔵さんなど、石仏が多い。

田原本町の地蔵

田原本町の石仏

どの祠もきれいに手入れされており、大事にされている様子がうかがえます。

住宅街を抜け、川を越すと徐々に田畑が広がります。町というより、どちらかというと村という景色のなか、祠に手を合わせたり境外社に立ち寄ったり。またうっかり入る道を間違えたり(よくやります…)

少し遠回りしてしまいましたが、ようやく神社に到着。石灯籠ならぶ参道を抜けると、正面に拝殿が見えてきます。まずは本殿に参拝しましょう。

大神神社の后神・三穂津姫

村屋神社の拝殿

村屋神社の主祭神は、三穂津姫命(みほつひめのみこと)。配祀神には大物主命(おおものぬしのみこと)をまつります。

大物主命は大神神社の御祭神であり、その御后神をまつることから大神神社の別宮と称されます

村屋神社は縁結び・家内安全のご利益がありとのこと。また三穂津姫は稲作を広めたと伝わることから、農業・豊穣の神としても信仰されます。そういえば、御朱印にも稲穂を持つ三穂津姫の印がありましたね。

ここにいたるまで田んぼに囲まれた道を歩いてきたので、もっともな神様だなぁと思いながらおまいり。

村屋神社の絵馬

ちなみにこの絵馬のイラストは、禰宜のかたが描かれたそうです。よく見ると、サイン入ってますね。

境内社

村屋神社のはじまりは不明ですが、壬申の乱のときに村屋神が大海人皇子の軍に神託を与えたとの記述が『日本書紀』にあるそうです。

村屋神社

村屋神社境内の村屋神社

その村屋神をまつるとされる神社が、同名の村屋神社。本殿にむかって右側に鎮座します。

御祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、室屋大連神(むろやおおむらじのかみ)、大伴健持大連神(おおとものかけもちおおむらじのかみ)です。

服部神社

村屋神社境内の服部神社

対して本殿むかって左側にあるのが、服部神社です。

御祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、天之御鉾神(あめのみほこのかみ)。服飾の神としてまつります。

久須須美神社

村屋神社境内の久須須美神社

その手前には、久須須美(くすすみじんじゃ)神社。(別名・恵比須神社)

御祭神は天之久之比神(あめのくしひのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)。天之久之比神は和鍛冶の祖神、事代主神は商売繁盛のえべっさんですね。大物主命(大国主命)の御子であることから若宮とも呼ばれます。

以上の3社も延喜式内社。もとはそれぞれ別の場所にあったようですが、まとまって式内社が並びまつられるのはめずらしい気がします。

物部神社

村屋神社境内の物部神社

本殿より少し離れたところに、物部氏の祖神・物部守屋連をまつります。物部氏は宮司家の祖先にあたるそう。

神社の前にはすべて、御祭神について説明板が置かれています。かわいらしいイラスト入り。こちらも禰宜のかたが描かれたのでしょうか。

森に囲まれた静かな古社と、ポップなイラスト。その組み合わせに最初は少しとまどいましたが、アマビエ御朱印などをきっかけに興味をもたれたかたには親しみやすく良いかもしれませんね。

境外社

先に立ち寄ってきた境外社もご紹介。こちらの2社も延喜式内社です。

村屋神社からは5~10分ほど離れた場所なので、御朱印とあわせてどうぞ。

岐多志太(きたした)神社

村屋神社境外社岐多志太神社

(所在地:奈良県磯城郡田原本町伊与戸143)

御祭神は天香語山命(あめのかぐやまのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)。

案内板によると、天香語山命は芸能の神。また石凝姥命(いしこりどめのみこと)とも呼び、同じ田原本町にある鏡作神社の御祭神でもあるとのこと。

田んぼのなかに木がこじんまりと。こういう村なかの神社好きです。

森市神社

村屋神社境外社森市神社

(所在地:奈良県磯城郡田原本町大安寺11-2)

御祭神は生雷命(読みは「いかづちのみこと」でいいのかな?)

摂社に千代神社をまつります。こちらは小さな公園のとなりに鎮座します。

あわせて行きたい 近くの寺社めぐり

村屋神社より西、田原本駅近くに津島神社があります。以前は「祇園社」と呼ばれ、旧田原本村の産土神でした。御朱印もいただけます。

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参考・このときの参拝ルート

津島神社→村屋神社→安養寺鏡作神社

基本情報

村屋坐彌冨都比賣神社(村屋神社)

所在地: 奈良県磯城郡田原本町蔵堂426
拝観時間:(社務所)9:00~16:00
公式サイト:http://murayajinja.com/