花鳥参拝帖

参拝した寺社の見どころと御朱印・おみくじの紹介

當麻寺【見どころと御朱印】中将姫が導かれた寺へ…當麻曼荼羅と仏像拝観

奈良の當麻寺

奈良葛城にある當麻寺。東西に三重塔が並び、古来の伽藍が残ります。中将姫の伝説で有名な當麻曼荼羅のほか、貴重な仏像も拝観できます。

當麻寺の御朱印

當麻曼荼羅の御朱印

當麻寺の蓮糸大曼陀羅の御朱印

新西国霊場第十一番・當麻寺の御本尊、當麻曼荼羅の御朱印です。本堂で受けられます。

當麻寺の見どころ

當麻寺は612年、用明天皇の皇子・麻呂子親王が河内国に開創した萬宝蔵院がはじまり。兄である聖徳太子の教えにより、作られたお寺といいます。

その後、親王の孫・當麻国見が現在の地にうつしました。金堂ほか七堂の伽藍をつくり、寺号を當麻寺と改めたと伝わります。

當麻寺の仁王門

當麻寺の最寄り駅は、近鉄当麻寺駅。歩いて15分ほどの場所になります。

車の場合は、當麻寺交差点南東に観光駐車場があります。入り口・仁王門の前にも民間の駐車場がありますが、参道の道細く、駐車できる数も少ないのでご注意ください。

本尊 當麻曼荼羅

仁王門をくぐると、左手に鐘楼があります。梵鐘は奈良時代前期、日本最古のもので国宝とのこと。

さらに幅の広い参道を進むと、正面に大きな建物が見えてきます。中央が本堂。左は金堂、右は講堂です。それぞれ国宝、重要文化財に指定されています。

まずは御本尊がいらっしゃる本堂に参拝します。

當麻寺の境内

本堂は曼荼羅堂ともいいます。御本尊は當麻曼荼羅。阿弥陀如来のいる極楽浄土の世界を描きます。

原本は大きな織物ですが、現在はそれを写した絵画を安置。源頼朝寄進の須弥壇上、巨大な厨子のなかにまつられます。

本堂の内陣、金堂・講堂の拝観には拝観料が必要です。大人500円(小学生250円)を納めます。

もともとの當麻曼荼羅は、国宝指定。基本非公開ですが、近年修復が終わり、2018年の奈良国立博物館特別展「糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏-」で公開がありました。

www.narahaku.go.jp

残念ながら、わたしは行きそびれてしまいました。またの機会があれば、ぜひ拝観したいと思います。

當麻曼荼羅の御朱印帳

御本尊の参拝の記念に、図柄をあしらった御朱印帳をいただくのもおすすめです。

當麻寺奥院の御朱印帳

御朱印帳は金と銀の二色あり、どちらも繊細に表現されていてたいへん美しい…! 紙質もよく、人気の御朱印帳です。

こちらは當麻寺奥院の御朱印帳になります。この帳面に當麻曼荼羅の御朱印をいただきたい場合は、先に奥院におまいりされるのがいいと思います。

奥院については、こちらの記事も参考にどうぞ。

www.hanatori-sanpai.com

金堂・講堂の仏像拝観

金堂・講堂は、仏像が好きなかたにおすすめのお堂です。先に本堂で拝観料を納めてから参拝します。

金堂の御本尊は弥勒仏坐像。日本最古の塑像として国宝に指定されています。本来はこちらが、當麻寺の御本尊だったそう。素朴なお顔、がっしりとした四角い体つきの仏像です。

その本尊の四方を守るのは四天王立像。持国天・増長天・広目天の3体は脱活乾漆像として日本最古例、多聞天は鎌倉時代の木像です。

髭をたくわえたダンディーな顔立ち。異国風の衣装を身に着け、すっと立つ姿はとても凛々しい。これも特徴的な仏像で、強く印象に残ります。

當麻寺ミステリー──1300年の文化財が問いかける謎|うましうるわし奈良

さらに向かい側にある講堂には丈六の阿弥陀如来坐像。ほかにも地蔵菩薩など、平安~鎌倉時代の仏像が並んで安置されています。

古くから残る貴重な仏像ですが、間近で拝観・見仏できるのがうれしいですね。

最古の東西三重塔

當麻寺にはふたつの三重塔があります。少し高台にあるめずらしい配置のこの塔、天平時代に建てられたものと伝わります。

現在も東西の塔が残る伽藍として、もっとも古いものだそうです。

當麻寺の東西三重塔

参拝時、西塔は修理中でしたがブルーシートが外された状態になっていました。

似ているようで、少々大きさや造りが違うのがおもしろい…。けれど、この撮影角度ではわかりにくいよ、微妙な写真ですみません。

ぜひ現地で見比べてみてくださいませ。

中将姫の伝説

當麻寺の御本尊・當麻曼荼羅。その原本の織物には、中将姫という女性の話が伝わります。

中将姫は藤原豊成の娘として、奈良の都で生まれました。幼少のころから観音様への信心深い姫であったそうです。

しかし継母に妬まれ、都を離れて隠棲されます。のちに都に戻られましたが、阿弥陀仏の導きにより當麻寺で出家されました。

當麻曼荼羅は、この中将姫によって織られたものといいます。

武者鑑 一名人相合
『武者鑑 一名人相合』 出典:国立国会図書館ウェブサイト

姫は五色の蓮糸を使って、一夜で曼荼羅を織り上げたそう。御朱印に「蓮糸大曼陀羅」とあるのは、この言い伝えに由来するものだったのですね。

毎年4月14日には中将姫の命日法要である練供養会式(ねりくようえしき)が開かれます。25の面をかぶった菩薩たちが、姫を極楽浄土へ迎えにこられる當麻寺最大の行事です。

當麻寺の塔頭・中之坊には、中将姫の守り本尊「導き観音」、姫の足跡が刻まれた「中将姫誓いの石」が伝わっています。

當麻曼荼羅とあわせて、中将姫の伝説をたどるのもおすすめです。

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あわせて行きたい 當麻寺の塔頭

當麻寺の境内には中之坊奥院護念院西南院など、多くの塔頭寺院が並びます。それぞれの場所で御朱印もいただけます。

庭園や仏像の拝観のほか、写経・写仏体験ができるところもあり。とくに春は、牡丹の花咲くお庭が人気です。

當麻寺奥院の浄土庭園

参考・このときの参拝ルート

當麻寺 奥院→本堂(曼荼羅堂)→中之坊

基本情報

二上山 當麻寺

所在地:奈良県葛城市當麻1263
拝観時間:9:00〜17:00
公式サイト:
http://www.taimadera.org/index.html(中之坊)
http://www.taimadera.or.jp/(奥院)
http://taimadera-gonenin.or.jp/(護念院)
http://taimadera-sainain.or.jp/index.html
(西南院)